第3話 盛り上げる会話術
「男は黙って・・・」
「俺の背中を見て覚えろ。」
「いつも一緒にいれば、俺の要望が解るだろ。」
昭和の男は、なんと難しいのでしょう?
寅さんは、真逆。会話が面白い。理解しやすい。
コミュニケーションの基本は、「言わなきゃあ解らない。」
今の世の中、会話も飛び越えて、「マニュアルが無いと解りません。信用できません。」まで行ってしまった。人との交流は必要とされていませんね。
寅さんが、教えてくれます。
第32作『男はつらいよ口笛を吹く寅次郎』
マドンナが、竹下景子。
寅さんが、坊さんになってしまいました。その説法が面白い。一躍、人気者。
あれだけ皆を盛り上げられるのに、マドンナに「好き」と言えない。伝わらない。
面白い会話は、もてますが、「好き」と言わなきゃ伝わらない。
寅さん、ありがとう。
寅さんの会話を観ていると、「面白い会話」というよりは、「盛り上げる会話」のように思う。話し相手が、笑いたいとき、泣きたいとき、喜びたいとき、悲しいとき、どんな時でも、優しく楽しい話をし、和ませてくれる。
結局、答えは、「愛」かな。
寅さんの愛は、日本一だね。
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