スポーツでＥＱを鍛える

尾崎如祭

スポーツもビジネスも成功するには、「どうして？」の課題を見つけ、１つずつ対策を考え消去して行くしかない。終わりのない世界である。対策が打てたとしても、次々に新たな課題は湧いてくる。

野球を始めた時、「どうして打てないの？」とレギュラーの先輩に言われた。解らない事を解決するための課題探しである。まずは自分分析をする。自分を客観的に見えない人は、成功を諦めた方が良い。私の経験上、ほとんどの原因が自分にある。課題を見つけたら、次は課題解決の具体的対策を考える。ここで活躍するのが、「閃き」である。対策が閃いたならば、後は努力しかない。努力は苦しいが、仲間がいれば継続できる。

部活動から始まったスポーツは課題解決スパイラルの繰り返しである。学習以外に課題解決を学ぶ為にスポーツがあったように思う。文武両道は人格形成の軸と感じる。還暦を迎えても、同じ学校の同窓会と同じ部活の同窓会とで集まることが多い。些細なエピソードを懐かしがり支え合った時へタイムスリップをする。スポーツの世界も、箱に詰め込む人生の思い出である。