何か解った!だからきっと俺の作品は人気にならないだろう!

妄想屋あにこう

何か解った!だからきっと俺の作品は人気にならないだろう!

『昨今の若い人は「倍速再生」を基本として視聴している』

 と言う話を時々聞く、そして…

『昨今の人は「スマホ疲れ」が慢性化している』

 と言う話も時々聞く、まあそれを言い訳にするつもりもこれを言い訳に誰かを卑下するわけでも無いが何か解った気がする事は…


『多分自分の書いてる作品は「このような人達を門前払い」する様な良く言えば「長大な」悪く言えば「冗長な」作品と見られて当然だろう』と言う事。


 となれば結論としてまず、そして間違いなく浮かんだのは…


『うん、無理だな。そもそもの人気基準から外れている』だった。


 まあそこは「言い訳するな!お前の技術が無いだけだろ!」と言われてしかるべきところも当然あるだろうし、そもそもこういう活動を始めるか考えた時に…


『人気にならない、金と時間の無駄遣いでしか無いと思われるだろう。でもしたいか?』

 と言う自問に

『それでもしたいです』

 と自答した所から始まったような物なのだから。だがその時から今まではそうは思ってもどうしても意識はするし答えがぼやけてる気がしたんだけど。


『dアニメ、ピッコマ、レンタに加えてyou tubeにニコ動にカクヨムにpixivに…』


 と読んだり書いたり視聴してる中でふと気付いた事が。


『まあそうなるか。しかたない話だよな』だった。


 三か月ごとに新作続編合わせて50作品前後が制作されて動画サイトではそれ以上の動画がほぼ毎日更新されて漫画サイトでは無料で追いかけられる作品は無数でストリーミングを加えたら過去作品も何百本クラスであって。漫画とアニメと動画と…そこにゲームも加えて…


『引きこもりニートになって時間を費やしても氷山の一角が関の山』

 そんな現状に日々居続けているとしたらそりゃあねえと…

 倍速視聴もするしタイパコスパと追われもするしそれじゃあ疲れの上から疲れが増してってなるよなって。


 そんな中で「自分の作品を見てください」って言ったってそりゃあって思う部分は多分、いや過度にあると思う。


 なろう系的なありきたりになり過ぎた鉄板や癒し系日常系ハーレム系…

「作品名=あらすじ」になって当たり前の現状…

 レビューやネタバレで予防線を張った上で視聴する事が当たり前…


『まあそうなるよな』って。


『追いかけている物に癒しを求めてる』とするならそりゃあねえって。


 そう考えて行った時に「じゃあ自分の作品は?」と思ったら。


『うん、無理だな』の一択が不滅の第一位として浮かぶ。


 まあでも、始めからそんな「一旗一山」とか「めざせ書籍化アニメ化」とか「これ一本で食っていく」とか考えて始めた事だろうか?と思うと…


『そんなの初めから無理ですが何か?』


 という所から始めて今も続けているわけです。

(そんな中でも追いかけてくださる方々には本当に感謝しかない訳で)


『毎日百人誰かの夢が叶い自分は毎日百一番目に並び続ける』

『先客の百人の中には順番を予約した一万人が居る』

『その一万人も聞いた話で本当の数は解らない』


 それでも待ちます?続けます?って話です。自分は続けるって今は決めてます。


 それと先に上げた中でも読んでる作品には…

「これ書籍化したらいいのに」とか「これアニメ化したらいいのに」何て言いたくなるのは幾らでもあるからそれも加えたら本当にどれだけあるんだろうね「所謂先客」はって話になって…


『もういいや』と思わないとやってられない部分も正直あります。


 今更ですが「じゃあもっと人気の出る作品を書く為に今の作品を打ち切って~」と言う事が出来ないししたくないって言うのが本音で。

『自分だけの物語を書いて、書き切って、やり遂げたい』が目標で目的である以上は「優先順位は?」と思うとその方面は当然下になる訳です。


『「続きが書けない人気作」よりは「人気が無くても続きが書ける作品」』

 これを自分が求めてるので。


 某マンガの主人公の言葉を借りるなら

『俺の、俺だけの感動、俺だけの物語』というやつです。

 ただそれがもし誰かを楽しませたり喜ばせるに足る物なら見て欲しいし届いて欲しいと思うからこういう所に投稿してる訳です。


 もしありがたくおかげさまで書籍化アニメ化まで行ったとしてもそれは「自分の力」とは思って無いです。

『「これは良い物だ!」と言ってくださった方々の力』でしか無いと思っています。

 自分は粛々と淡々と続けるだけです、ただ…

『やり遂げて燃え尽きる』事を夢見て。


 終わり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る