破調が多いのですが、1首目のように、紡がれる言葉が瑞々しいので、その魅力に引き込まれてしまいます。そうかと思うと、いきなり開戦時、ミサイルなどの、不穏な言葉が飛び込んでくるので、驚かされます。また、一億年前という時空を飛び越えたような表現もあって、読んでいて飽きることがありません。全体的に淡い印象ですが、姉妹の美しい愛情の交歓が感じられる、秀逸な短歌集と言えるでしょう。
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