旅をするひと。
玉置ぽえた。
第1話
大好きなあなたへ。
私たちは
毎日毎日
時の路を歩く
坂道だったり
崖だったり
雨でぐちゃぐちゃだったり
太陽が暑すぎて
干乾びそうになったり…。
楽しいときは
鼻歌を歌いながら軽やかに
悲しいときは
涙で俯きながら重く
何処まで続くのか
何処へ向かっているのか
最終目的地は
何となく決めているけど
それだって
空を悠々飛び回る
鳥や
花の蜜を求めて彷徨う
蝶々のように
いつだって
自由だ。
だから
生きていて。
長い長い絶望の中は
酷く強い風が吹き荒れているけど
その強い風は
必ず
悲しみも
苦しみも
連れ去ってくれるから…。
大丈夫
行こう
路の先へ。
旅をするひと。 玉置ぽえた。 @poeta
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