『にゃん世記』 第22章「ヨセフにゃんと兄たちの再会、しっぽの誤解と涙の時にゃ!」
ありがとにゃ〜!
それじゃあ、いよいよ――運命の再会にゃ!
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にゃん世記 第22章「ヨセフにゃんと兄たちの再会、しっぽの誤解と涙の時にゃ!」
エジプトに来た兄にゃんたちは、
ヨセフにゃんのもとに並んで、ぺこりとお辞儀したにゃ。
でも、彼らは気づいていなかったにゃ。
目の前にいるこのきらびやかなにゃんこが、
かつて売り飛ばした弟、ヨセフにゃんだったなんて!
ヨセフにゃんは一目で兄たちに気づいたけど、
しっぽはふるえ、顔はにゃんとも言えない表情にゃ……
「にゃ……あなたたちはどこのにゃんこにゃ?」
兄たちは答えたにゃ:「カナンの国からにゃ。食べ物を買いに来たにゃ。」
ヨセフにゃん:「ふーん……おまえたちはスパイにゃね?」
にゃにゃ!?兄たちはびっくりにゃ!
「違うにゃー!ただのもふもふ大家族にゃ!弟が一匹いて……今は家でお留守番にゃ!」
ヨセフにゃんの耳がぴくっ!
(それって、ベニヤミンにゃ!? ぼくの弟にゃ……)
ヨセフにゃんは少し考えて言ったにゃ:
「じゃあ、証拠を見せるにゃ。弟にゃんを連れてきてにゃ。
ひとりは人質として預かるにゃ。」
というわけで、シメオンにゃんがにゃんと監禁に……(しょぼーん)
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兄たちはカナンに戻り、ヤコブにゃんに報告したにゃ:
「ベニヤミンにゃんを連れてこないと、シメオンにゃんが帰ってこないにゃ!」
でもヤコブにゃんはしっぽぶるぶる。
「ベニヤミンにゃんは大事な大事な末っ子にゃ!
ヨセフにゃんのことで心に穴が開いてるのに……ダメにゃ……」
でも、飢えには勝てないにゃ。
穀物がなくなり、ついにヤコブにゃんはうなずいたにゃ。
「……ベニヤミンにゃんも一緒に連れて行くにゃ。
でも、ぜったいに、ぜーーーーったいに、無事で帰ってくるにゃよ!!」
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そしてふたたびエジプトにやってきた兄たち。
今度は、ベニヤミンにゃんも一緒にゃ。
ヨセフにゃんがその姿を見たとき、
胸がぎゅーーっと締めつけられたにゃ。
「これが……ぼくの弟にゃん……」
でもまだ正体は明かさないにゃ。
そしてヨセフにゃんは、こっそりと試練を用意するにゃ……
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次回は!
✨「ベニヤミンにゃんのしっぽに試練!?兄弟の絆が試されるときにゃ!」✨
ヨセフにゃんのしっぽ、感情が大爆発寸前!?
いよいよクライマックスが近づいてきたにゃ〜!
つづけても、よろしいかにゃ?
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