2 仲間達
「えい! えい!」
「良いぞ! 狙いがとても嫌らしくなっている! もっと私が嫌がるように撃つんだ!」
「はい!」
謹慎期間中、ヴィクトリアは言われた通り部下の教育をしていた。
名前だけは立派なお飾り騎士団にまともな人材など入ってこないが、ヴィクトリア自身のような例外も中にはいる。
「はぁ……はぁ……!」
「よし、それまで。腕を上げたな、ミシェル」
「あ、ありがとうございます! ヴィクトリア様!」
限界まで集中していたせいで息を切らしながらも可愛い、もとい眩しい笑顔を浮かべる中性的な年若い騎士。
ミシェル・キャンベル公爵令息。
王国でも屈指の名家の三男であり、普通なら就職先になんて困らないはずなのだが。
学園での成績が全て人並み程度だった彼は、エリート意識の強すぎる家族に落ちこぼれ扱いされ、領地からも追い出されるように王下騎士団に放り込まれてしまったのだ。
学園を卒業したばかりの、ピッチピチの十五歳である。
(ふむ。やはり有望株だな)
そんなミシェルを見て、ヴィクトリアは頬を緩める。
確かに、ミシェルには目立つ才覚が無い。
努力に努力を重ねても武術は人並み。勉学も同じく。
毛色の違う弓術はまあまあだったが、弦を引くための筋力が絶望的に足りていない。
生まれついての素質が無ければ始まらない魔術など論外。
だが、今まで目立たなかった才覚はあった。
(これに適性のある人材がこうも早く見つかるとは。嬉しい誤算だ)
ミシェルの手に握られているのは、随分特殊な形状をした魔術の杖。
ごく簡単な魔術一種類のみとはいえ、素質の無い者でも魔術を使える武器。
帝国兵の使う『魔銃』と呼ばれる代物だ。
ミシェルはこれの扱いが上手く、愚直に練習を積み重ねる根気があるのでどんどん上達している。
(現時点でも帝国の一般兵よりは遥かに上手い。本当に素晴らしい掘り出し物だった)
このまま修練を続ければ、いつの日かドゲスティエールくらいには強くなるかもしれない。
欲を言えば自分を超えてほしい。
早く王国最強なんて重すぎる看板を降ろさせてくれ。
そして、軽んじられた末に他国や臣下の権力者の下衆に嫁がされてアレヤコレヤという未来の可能性を──
「あ、あの、ヴィクトリア様……」
憧れの姫騎士様に期待に満ちた目で見詰められ、ミシェル少年は顔を赤くして俯いた。
なお、今のヴィクトリアの格好はヘソも肩も脇も露出した大胆なスポーツウェアのような服装であり、しっとりとかいた汗が白い肌を伝っていて、青少年の目には大変な毒だ。
実に健全な反応であった。
「ふっ。お前も男だな。もう少しその衝動に正直になれば、もっと強くなれるかもしれんぞ?」
「ふぇ!? そ、そんな! ボ、ボクは、その……」
「「「団長ぉ!!」」」
「お、やっと来たか」
その時、王下騎士団の団員達がやる気に満ちた目で訓練場に現れた。
島流し同然の王下騎士団にまともな人材はいない。
だが、それもヴィクトリアが団長に就任する前までの話だ。
「今日こそあんたを倒して嫁に貰う!!」
「いつもいつも、そんな煽るような格好しやがって!!」
「実はド変態だろ!!」
おっと、正解者が現れた。
「お前達にやる気を出させる最善の方法だ。実際、効果覿面だったろう?」
「ええ、そうですね!!」
「今までの人生で一番努力してる自信があるわ!!」
王下騎士団の野郎どもの体は、貴族のボンボンとは思えないほどに鍛え上げられ、武器を構える姿も妙に様になっていた。
こうなった原因は三年前、王下騎士団団長に着任したヴィクトリアが、お飾り騎士団の職務にやる気など出せるはずがなく、実家が偉いだけのチンピラと化していた団員達に放った一言だ。
『よし。では、こうしよう。お前達の誰かが私を倒せたら、そいつの嫁になることを考えてやる』
『『『!?』』』
『どうだ? 妾の子とはいえ王女を妻にし、この体を好き放題にできるのだぞ? 結婚自体が絶望的なお前達からすれば、喉から手が出るほどの報奨だと思うが?』
『『『ッッッ!!!』』』
その一言で野郎どものやる気は燃え上がった。
お飾りゆえにあり余っている時間の全てを鍛錬に費やし、互いを蹴落とし合って醜く争い、最終的には全員でヴィクトリアを倒してから殺し合おうと手を取り合って連携が磨かれた。
それから三年。
欲望に満ちた研鑽の果てに、団員達は一人一人が他の騎士団の精鋭に匹敵するレベルまで強くなった。
「おらぁ!!」
「大振り過ぎる。隙だらけだぞ」
「おぶっ!?」
「そいやぁあああ!!」
「剣閃が素直過ぎて読みやすい」
「あばっ!?」
「せぇえええええい!!」
「ほう、悪くはない。だが、まだまだ私には届かん」
「ぶべらっ!?」
そうして下心で強くなった男達を、ヴィクトリアは千切っては投げ、千切っては投げ。
強いと言っても、所詮は精鋭兵レベル。
その上の英雄級ですら歯牙にもかけない、突然変異の化け物を倒せるレベルではない。
望みが叶う日は遠い。お互いに。
「くそぉ……! やっぱ強ぇ……!」
「あ、諦めねぇぞ……!」
「いつかぶっ倒して、人様には見せられない体にしてやる……!」
中々にキュンとすることを言ってくれる部下がいるじゃないか。
(まあ、私は妻になることを『考えてやる』と言っただけで、妻になってやるとは一言も言っていないのだがな)
王女の結婚相手は政治的な判断で決まる。
そこにヴィクトリアの意志が介在する余地があるかは怪しい。
とはいえ、本当にこの化け物を倒せるほどに強くなれたら王国の最重要人物だ。
王女を嫁がせてでも抱き込むみたいな話になる可能性もゼロではないので頑張ってほしい。
「お前も参戦して、不意打ちの一つでも仕掛けて良かったんだぞ?」
「い、いえ、ボクなんかじゃヴィクトリア様に勝てっこないですし……釣り合わないですし……」
ミシェル少年に話を向けてみたら、沈んだ様子でウジウジし始めた。
「そうか。だが、私は気弱な男よりも強引で乱暴なくらいの男が好きだ。団員として団長の覚えを良くするためにも覚えておけ」
「はい……」
落ちこぼれ扱いされ続けたせいか、どうしても自信を持てない様子のミシェルに苦笑する。
……正直、団員の中で一番未来の旦那になる可能性が高いのはこの小動物のような少年だと思っている。
実力というよりは、家柄的な問題で。
(そうなってしまった時のために、ミシェルにはもう少しSっ気に目覚めてほしいところだが……)
戦場からお持ち帰りされることも、下衆に献上されることもできなかった場合、素直に旦那との夜の生活で欲望を発散するしかない。
性癖的には妥協案も妥協案のふざけんな案件だが、王女として考えると一番平和的なエンディング。
己の欲よりも責務を優先する騎士の鑑なヴィクトリアなら、当然考慮して然るべき可能性だ。
「聞いたか。団長の好みは強引で乱暴な男だとよ」
「やっぱ本性はドМだったか」
「やっべぇ……! 俄然やる気が湧いてきた……!」
ミシェルにやる気を出させることには失敗したが、向こうの猿どもには更なる燃料が注入されたらしい。
今回はそれで良しとしておこう。
「やあ。やっていますね」
その時、王下騎士団の修練場に一人の男が現れた。
三十代半ばくらいの、優しげな顔立ちをしたローブ姿のイケメンだ。
彼の姿を見た瞬間、男どもが全員殺気立った。
「今日も来やがったな、ムッツリ魔術師!」
「テメェみたいなのが筆頭宮廷魔導士とか世も末だわ!」
「「「帰れ! 帰れ!」」」
「毎度のことだが、失礼にもほどがあるぞアホども!」
「痛っ!?」
「ぐぇっ!?」
階級が上の者に対して失礼千万なアホどもに鉄拳制裁。
その後、ヴィクトリアは即座にイケメンに謝罪した。
「いつもすまない、シルド」
「フフ。仕方ありませんよ。男として気持ちはわかります。ねぇ、ミシェルくん」
「……ボクに聞かないでください」
ミシェルですら彼には若干喧嘩腰だ。
不機嫌そうに睨みつけている。
小動物の威嚇のようで全く怖くないが。
「嫌われてしまったようだ。中々に肩身が狭い」
そう言って困ったように笑うこの男は、ナイツ王国筆頭宮廷魔導士『王国の盾』シルド・ガラハドール。
ヴィクトリアという規格外を除けば、王国に二人しかいない一騎当千の英雄の一人だ。
「さて、この空気の中では大変申し上げにくいのですが。ヴィクトリア様、本日も少々お付き合いください」
「ああ、わかっている。いつもの団長室で良いな?」
「ええ、もちろん」
シルドに誘われ、ヴィクトリアは躊躇なく彼についていく。
当然、男達からは非難轟々だ。
「団長ぉ! 俺達には見向きもしてくれないくせにぃ!」
「そいつ城中の女を食いまくってるって噂ですよ! ついていっちゃダメですって!」
「○○○を○○○で○○○されて○○○な目に合わされますよ!」
最後のは、むしろご褒美なのだが。
とはいえ、
「いい加減にしろ、お前達。毎度言っているが、私がそう簡単に手籠めにされると思うか?」
「思う!」
「女は誰だってイケメンに弱い!」
「イケメンは死ね!」
「そうか。よくわかった。後で特別訓練だ。地獄を見せてやる」
まったく、バカどもめ。
この状況で心配しなければならないのはヴィクトリアではなく、むしろシルドの方だというのに。
シュチュエーションに流されて欲望のままに既婚の臣下を誘惑してしまわないか、毎回気を引き締めているこっちの身にもなれと変態王女は思った。
「ヴィ、ヴィクトリア様! せめてこれを! その格好じゃダメです!」
「む……。それもそうだな。ありがとう、ミシェル。シルド、すまないが少し時間を貰う」
「ええ。もちろん構いませんとも。こちらも退屈はしなさそうだ」
ミシェルが走って取ってきてくれたタオルと、色気もへったくれも無い一般騎士用の制服。
何を考えているのか一発でわかって微笑ましい。
その積極性を普段から発揮してくれると嬉しいのだが。
「くたばれや、ボケェェェ!!」
「顔も地位も実力もあるクソイケメンがぁあああ!!」
後ろから猿どもの雄叫びが聞こえる。
せいぜい王国最強の男に揉んでもらえと思いながら、ヴィクトリアは着替えに向かった。
◆◆◆
「待たせたな」
「いえいえ。彼らが中々に手強くて、待ちぼうけている暇はありませんでしたよ」
「くそぉ……」
「強ぇ……」
王下騎士団全滅(二回目)
今回はミシェルまで倒れて目を回している。
ナイスファイトと言っておこう。
「これなら、いつ戦場に出ても安心ですね」
「……良いことではあるが、やはり素直には喜べんな」
親しい者達に戦場に出てほしくはない。
自分一人であれば負けてお持ち帰りだなんだと騒いでいられるが、仲間の命まで背負えばそんなことは言っていられない。
言っていられなくても煩悩が止まるはずもないので、また精神的ダメージがやばいことになる。
「彼らを強くしてしまったのを後悔していますか?」
「……いいや。騎士になった以上、強くなって王と民草の盾となるのは当然の義務だ。たとえ戦場で散るとしても、チンピラのまま腐らせておいた方が良かったとは思わない」
「フフ。己の痛みよりも責務を優先する。ヴィクトリア様のそういうところ、私は好きですよ」
「おい、やめろ」
この男には色気がある。
その色気を垂れ流したままサラッとこういう台詞を吐くから、女を食いまくってるなんて噂が立つのだ。
「姉上に殺されるぞ」
「大丈夫ですよ。エスメラルダ様は私のこともヴィクトリア様のことも信頼されていますから」
その信頼を裏切りそうな煩悩が腹の奥からあふれてくるから問題なんだ。
いつも変わらないその優しい笑顔のまま、もうやめてと叫んでも喚いても一切の容赦なく責め立ててほしい。
そう思ってしまう時点で大問題だ。
「はぁ……。さっさと本題に入るぞ。帝国についてのことだ」
「かしこまりました」
ヴィクトリアは火照る体を強引に静めて話を切り出し、それを見たシルドは表情を引き締めた。
「まずはこれを見ろ。『略奪将軍』が持っていた武器だ。ガトリングというらしい」
「……なるほど。これは凄まじい」
ドゲスティエールから奪ったガトリングを見て、シルドは深刻そうに眉間にシワを寄せた。
「やはり魔力吸収機構と術式の固定化・自動発動が組み込まれていますね。つまりこれも魔力増幅の杖ではなく魔銃。素質の無い者でも扱えるタイプ」
「元の持ち主は中級魔術を秒間数十発は撃っていたな」
「恐ろしい。単純な破壊力のみで考えるなら、これ一つで上級魔術師を超えている。魔銃を初めて見た時も思いましたが悪夢のようです」
上級魔術師とは、一撃で戦況を変えうるほどの大規模魔術を行使できる者のことだ。
魔術の素質を持つ者は百人に一人程度。
その殆どは『弓矢よりはずっと強い』という程度の下級魔術までしか覚えられず、強大な魔物相手に決定打になるレベルの中級魔術を習得できる者は、更に百人に一人。
上級魔術師の域に踏み込む天才など、この国では片手で数えられる程度。
その上級魔術師を破壊力だけとはいえ超えていて、しかも誰にでも使える武器が開発されている。
本当に悪夢のような話だ。
「しかも、その魔銃に関しても悪い報せがあります」
「聞こう」
「先日、闇のルートから手に入れたものの完全解析がようやく終わりましたが、どれも技術的には我らでも作れなくはないということがわかりました。しかし、敵兵全員が装備している量産品の魔銃ですら、それ一つに恐ろしいほど高価な素材の数々が使われているということもわかってしまいました」
「……つまり?」
「奴らを真似ようと思えば、素材集めの段階で頓挫します。帝国のやり方は大陸一つを統べる超大国だからこそできる資本の暴力ということです。このガトリングを始め、今回ヴィクトリア様が持ち帰ってくださった兵器を解析すれば、より絶望的な戦力差がわかることでしょう」
「そうか……」
予想していたことではあるが、本当にどうしようもない。
それでも、もしもこれが帝国の戦力の底であればヴィクトリアなら勝てる。
しかし、残念ながらそんなことは全然無い。
「私からも更に悪い報せだ。略奪将軍とその部下達の尋問が進んで色々わかったのだが、ウチの総合騎士団長に匹敵するほど強かった奴の階級は、帝国軍の上から四番目。西大陸に渡ってきているだけでも、同格があと三十人はいるそうだ」
間違いなく一騎当千の英雄の領域に踏み込んでいたドゲスティエール。
ヴィクトリアとシルドに続く王国ナンバー3の強者に匹敵し、一軍で国境を落としかけた男と同格の猛者が、敵にはあと三十人。
「その一つ上の階級が十五人、そのまた上が五人。最高位も一人来ているらしい。本国から援軍が来ればもっとだ」
てっきり帝国の精鋭だと思っていたドゲスティエールの部隊だが、実際はそうでもなかった。
精鋭は精鋭でも結構下の方。
それを相手に「拍子抜けだ」とか言っちゃったのかと思うと、ちょっと恥ずかしい。
何よりの問題は、そんな下の方の部隊ですら、ヴィクトリアが思わず上の方だと勘違いしてしまうくらい強かったこと。
あれと同格やもっと上がゾッとするほどワラワラしていること。
「……勝てませんね。少なくとも我らだけでは絶対に」
いくらヴィクトリアが強くても体は一つ。
国を守り抜くには、彼女があと四人は必要だ。
「お前から帝国の脅威を陛下に伝えてくれ。どうにも私は守るべき娘として見られてしまって、イマイチそういう役に向かんのだ」
国王は慢心している。
ナイツ王国は決して大国とは呼べないが、強大な魔物の住まう森や山といった天然の防壁に囲まれ、大地も肥沃で自然の恵みに満ち、隣国や魔物との戦いで鍛え上げられた屈強な兵力を持つ強国だ。
実際、ヴィクトリアも今回帝国と直接刃を交えるまで、ウチの国ならなんとかなるんじゃないかと、心のどこかで思っていた。
だが、
「ええ。とうとう北のノルド公国も帝国に飲まれ、奴らとの直接対決が始まる。もはや一刻の猶予もありません」
テューポーン帝国は、本当に今までの相手とはわけが違う。
しかし、まだ侵略戦争が始まってから、たったの半年。
直接対決はヴィクトリアによる蹂躙しかなく、言語の違いのせいで諜報員達が苦労して中々情報が入らない以上、そう簡単に危機感を煽れはしないだろう。
そのヴィクトリアの戦力を正しく認識できていれば話は別なのだが、王や政治の中心人物達は武に疎く、しかも彼らにとって彼女は三年前に学園を卒業したばかりの子供なのだ。
「私の身を差し出して降伏というわけにはいかないか?」
「味方が納得しないかと。というか、あなたを失ったら抑止力が無くなって植民地の未来しか見えませんね」
「そうか……」
残念そうにするな、変態姫騎士。
「帝国に降った国の末路は悲惨極まるという話です。最終的に負けるにしても、相応に暴れてこちらの脅威を見せつけねば、降伏ではなく無条件降伏になって、全てを奪われ踏みにじられる」
何そのご褒美。
と一瞬思ってしまったが、それはヴィクトリア個人で収まる範疇での話であって、守るべき国と共に辿っていい末路では決してない。
「どうにか策を考えましょう。それと陛下の説得方法も。またあのこじらせ騎士団長が変な意地を張らなければ良いのですが」
「少しは息子の可愛らしさを見習ってほしいものだな」
まあ、個人的にはあのメイドとかに当たり散らしてそうな感じの方が好きだが。
ヴィクトリアはそんな欲望を心の奥に封じ込めながら話を続け、長引くほどに外の男どもの機嫌が悪くなっていったそうな。
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