第25話 テスト期間らしい③
まじで陸上キツイんですけど、これ本当に走らなきゃ行けないのか?逃げたい。
「なぁ、これ逃げてもいいか?」
「何言ってんだ、もう遅いだろ」
「うう」
「そうそう、莉央も諦め悪いなぁ普通に足速いのになんで走るの嫌いなの?」
「運動が好きじゃないんだよ」
「ふーん?」
葵が不思議そうにこちらを見てるけど本当に冗談抜きで無理だ、なんて考えてると先生から集合の合図があり、リレーが始まった。
まぁ言うまでも無いけど本当にしんどかった、皆も無理はしないように。
「はぁーしんどかった」
一人で手洗い場で手を洗っていると望月さんもこっちに手を洗いに来た。
「大丈夫?病み上がりだからキツかったんじゃない?」
「それは大丈夫だったよ、ただ運動が嫌いなだけだから」
「そう...けど無理はしないほうがいいからね?」
「うん、ありがとう」
なぜか望月さんがモジモジしている、顔も真っ赤だもしかして熱中症じゃないから?なら早く保健室に行かないt
「はいっこ、これ...」
「ポ○リ?望月さんは飲まなくていいの?顔真っ赤だし熱中症だったりしない?」
「え?私は全然大丈夫だからっ!もらって!」
「ありがとう望月さん、最近色々助かってるよ勉強頑張って教えるね」
「う、うんありがとう...も、もう教室戻ろ?着替えの時間無くなっちゃうから...」
「そうだね」
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