!”#$%&’()

エリー.ファー

!”#$%&’()

 不安です。

 不安が近づいてきます。

 吐き出します。

 不安です。

 不安のために生きています。

 うあっ。

 嫌だ、嫌だ。

 ヤバい、不安がヤバい。

 いや、そんなことなかった。

 特に何もなかった。

 不安がヤバいって、言葉にした方が人が心配して近づいてくれると思っただけだった。

 とりあえず、何をしようか。

 あ、そうだ、コーヒーでも飲む。

 うちのコーヒー、結構こだわってるんだよね。

 あの。

 うん、それだけなんだけど。

 

 定期的に不安になる人がいるそうで、困っちゃいますよね。

 そういう人が沢山いる社会の中を、私たちは生きているわけですから。

 ねぇ、そうでしょ。

 私もあなたも、社会の中にいられていることが奇跡なわけですから。


 みすぼらしい生き方って、とても重要だと思うんですよね。

 はい。 

 だけど、伝わらない気がするんですよね。

 はい。

 何もかも返事をしていて、良いと思っていますか。

 はい。


 いや、だからね。

 うまくいっていないことに腹が立ってるわけよ。

 こういうことばっかりしていても、どこにもいけないわけじゃん。

 結果が出ない毎日。

 これよ。

 これに焦ってるわけよ。

 いいから、生きていたいわけ。

 お願いだから。

 ここから生まれる思いに、私はその身を委ねたいわけ。

 これじゃあ、ジェネリックな感情過ぎて、私は私を救えないわけよ。

 分かるでしょ。

 こっちはさぁ、吐き出したくてやってるわけよ。

 自分の中にある何かが、全部、尽きてしまうことが一番の目標なわけ。

 ね、これが伝わらないんだ。

 こういうことが正確に、社会に伝わらないんだ。 

 社会なんて、ほら、雑多でどうしようもないから。

 笑って頂戴。

 これだけよ。

 で、全部、受け入れて、こっちのために生きて欲しいわけよ。

 分かるでしょ。

 

 という言葉を発していた、編集者が先ほど爆死しました。

 匂いが酷いです。

 何ですか、これ。

 小説家になりたきゃ、小説家になればいいのにね。

 なんなんですかね、そういう感情。

 全く理解できません。

 はい、ばいばい。


 という言葉を発していた小説家が、先ほど亡くなりました。

 地球が滅亡したので、当たり前でした。

 人類が滅亡したので、当たり前でした。

 ミロコッププププライトウェルネスダイバー。

 では、また来週。

 さようなら。

 はい、そこ、叫ばない。

 踊らない。

 あと、喋らない。

 とにかく、死になさい。


 こっちは、色々と犠牲にしてるわけよ。

 でも、ずっと自分の思いがどこにも届かないことを嘆いているわけよ。

 分かるでしょ。

 不安なわけ。

 とにかく、不安なわけ。

 色んな人に心配事を吐き出してるけど、それでも気持ちよくならないわけよ。

 伝わらないかもしれないけど。

 お前みたいなやつには、さ。

 ねぇ、お前じゃ分からないだろうって言ってるの。

 ねぇ、分からないでしょ。


 という言葉を吐き出すことで、同じような感情の人間を集めようと思うんです。

 たぶん、たぶん、なんですけど。

 こういう言葉に共感しちゃいそうなやつって、多そうじゃないですか。

 私ですか。

 普通ですよ。

 正直、こんな人生も送ってませんし。

 でも。

 ほら。

 芸術ってこういうことでしょ。

 演出の果てに見えるものに、正解がある世界じゃないですか。


 ああ、不安です。

 本当に不安なんです。

 心配して下さい。

 てへぺろ、でやんす。

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