第7話 「記憶の世界、夏の情景」月宮 和香さま
誰も感想を書いてくれと言わないので、暗黒が勝手に感想を書くコーナーがコチラです。
第六弾は月宮 和香さまの「記憶の世界、夏の情景」です。URLはこちら。
https://kakuyomu.jp/works/16818622176700974250
これは、シュレーディンガーの猫を取り入れた平行世界、多重のパラレルワールドをテーマとした恋愛ものでしょうか。
量子論は存在を確率で表現するので、その確率に応じた未来は無限に存在すると言えます。しかし、生きている猫と死んだ猫が同時存在する可能性を否定したのがシュレーディンガーの猫ですから、未来が無限に分岐していくという考え方とは違いますね。競馬に例えるなら、レースの結果は無限の可能性があるけれども、結果は一つだけ。これが観測者が確認するって意味ですね。
この物語は、個人の選択によって未来がパラレルワールドへと分岐していくという設定でしょう。それ故、主人公の恋は切なくて、しかも記憶にはほとんど残らない。そんなもの悲しい心象風景の描写が何とも言えないっすね。
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