第5話
今日は朝からおかしかった。
僕は「リケ」という名前の猫を飼っている。
リケは僕が小6の時に道端で見つけた猫で、いつも僕のそばにいてくれる。
朝だってそうだ。5時になると僕のベットにダイブして起こしに来る。
けれど今日は、僕を起こしに来ることはなかった。
そのときは「あれ?リケ、今日は調子でも悪いのかな。」って思っただけだった。
通学途中もちょっとおかしかった。
いつも通るピンク色の服でピンク色のベンツに乗っているばあさんが、今日は通らな
かった。
あまりにも奇抜な格好をしているから、中2の僕らの中では「PB」と呼ばれてい
る。
「Pink Basann(ピンクばあさん)」略してPBだ。
小学生がつけたあだ名みたいだが、実際に中2の中でそう呼ばれているのだ。
それはともかく、今日はその人が通らなかった。
そこまでならまだ「ちょっと変わったいつも通り」だが。
学校に着いたら。
1限目から3限目までが自習になっていた。
どうやら、先生達が揃いも揃って風邪をひいたらしい。
クラスメイトはみんな笑っていた。
・・・僕を除いて。
僕は知っていた。
おかしなことが立て続けに起こった場合、この後もおかしなことが起こると。
「二度あることは三度ある」
まさしくその通りだった。
そして・・・
「三度あることは四度ある」
これも僕の座右の銘だ。
でも、神様、流石にこれはやりすぎじゃないだろうか。
四度目。
僕の想像をはるかに超えることが起こっていた。
「僕が何をしたっていうんだよ!!」
またもや、周りの音にかき消される。
神様。
気づいたときにはジャングルの中だなんて、
前世にでも僕は何か悪いことをしてしまったのでしょうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます