オーバーキラー 王国編 解題

一ノ瀬 薫

オーバーキラー~悪い奴らは皆殺し! 王国編 解題

「オーバーキラー~悪い奴らは皆殺し!外法で召喚された俺は異世界で悪党どもを蹂躙する。王国編」を読んで頂いた方々、ありがとうございます。

 お礼の意味も込めまして、本作のあとがきのようなものを書かこうと思います。

 まだ読んでいない、これから読もうかという方々は、どうぞご一読をお願いいたします。

https://kakuyomu.jp/works/16818093082543442744/episodes/16818093082544897421

 

本作は、これまで書いた中では最も我儘な物語です。

 以前に書いた「吸血公ヴェルド侯爵の憂鬱」や「さようならリリア」と違う所はその点に尽きると思います。

 主人公は異世界から転移した人物で、初めての異世界転移モノです。

 一言でいえば、私の好き勝手な夢のようなもので、それに付き合ってもらうような話で、読んでくれた人には感謝しかありません。

 実際の夢は思い通りにはなりませんが、私が書いているので、自分の好きにできる上に続きも見られるという、都合が良いことこの上ない世界のようなものです。


 そう言うわけで、ネタばれになることもないですが、ネタ自体が無いのでそう言う話だと思って読んでもらえればと思います。

 ただ、なにもわからない世界に呼び出されて、そこで好き勝手に悪党を叩きのめすと言うだけの話です。

 一つ注意書きをするとしたら、社会正義や勧善懲悪はありません。どんな事情があろうが悪党であれば容赦はしないということです。

 それは主人公のマサトが気に入らないだけだからです。


 書き始めて気がつくと、出て来るのは野郎ばかりでだいぶむさ苦しい感じになっていました。

 たまに女性が出てきますが、私はハーレムみたいなものには興味はないし、面倒くさくなることからは逃げます。

 なので、ご婦人方は主人公にいい感じにされて置いてけぼり気味ですが、そこは夢の話ですから好きにやらせてもらいます。


 あとは私は悪漢が好きで、一度書いてみたかったということがあります。

 ですが、どうしても多くの作品は湿りがちで、そこで何か事情を語って悪行の帳尻を合わせようとしますが、私はあまり好きではありません。

 悪漢や悪党に感傷や抒情は無用、やる方もやられる方もそんなことには無縁です。

 そいつが悪党として悪行をしていることさえわかれば、あとはどうやってそいつを叩き潰すかだけです。


 どういう報いを受けるかも、主人公次第で誰に決めさせることもしません。

 だいたい最強なのに、なぜ法や権力にかまう必要があるのかと言うことです。

 好きにしたい夢を書いているのに、都合が悪いことを起こす必要はないし、制約もいりません。

 あと、こういう物語を書くのに誰かに忖度なんてつまらないので、読者を含めて一切そう言うことをする気はありませんでした。


 帝国編でも、たぶんそんな感じです。

 舞台は変わっても、やっぱりどんなことをしてやろうかと言う感じです。

 王国とは少し感じが違う世界なので、やはり出て来る人物も一癖も二癖もありそうです。

 王国編で私の妄想に付き合ってくれた方々はもしかしたら、気が合う人かもしれません。

 気に入ってもらえていたら、続編も気に入ってもらえるでしょう。

 引き続き帝国に行っても、私の夢に付き合ってもらえれる人は大歓迎です。

 マサトが行き当たりばったりに遭遇する悪党に、どうやって制裁を加えるかを楽しんでもらえればと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

オーバーキラー 王国編 解題 一ノ瀬 薫 @kensuke318

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ