第12話 月曜日

休日が終わりまた学校生活が始まる。

月曜は憂鬱?そんな事ない。みんなに会えるのはすごく楽しいと思う。玲央も会えるしね

「おはよー」

「おはよう」

教室にはまだ私たちしかいない。

どうしても思いついたらやりたくなってしまうのだ。

私は玲央に近づき背後から囁いた。

「玲央の写真 可愛かったよ」

瞬間、玲央の体がビクッと小さく震えて振り返った彼女の目は大きく見開いていた。

「なっ...なに?いきなり...」

「可愛い反応するじゃ〜ん!やって良かった〜!」

「は?どゆこと?...趣味悪いなぁ」

ものすごく、好きな子にちょっかいかける小学生男子の気持ちがわかった気がする。


今日のHRは玲央が先生にしっかり伝えたようでちゃんとしていた。そういえば体育とかトイレとかどうするのだろうか?


「なぁ船木。お前今日の体育どうすんの?」

聞いてくれた!

「先生には女子の方で参加しろって言われたよ」

「いーなぁ 体育着姿見放題じゃん!」

「君たちからしたら僕の体育着を見れない方が損失じゃない?」

「うっせ」

「てかトイレは?」

彼は超能力者だろうか

「多目的だって〜めんどくさいよねぇ」

「ふーん。色々大変なんだな」

「まぁね」

こうして2人は会話を終え自分の席に戻っていった


私は授業中なんだか玲央の事が気になって仕方なかった。今まではそんなことなかったのに

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