始まり
私の学校では毎年初夏にクラスの親睦も兼ねて遠足がある。
そこで班を作ることになり、私は当然Aと組もうと思っていた。だが班は最低3人と決められていた。あと1人必要だった。私は勇気を出して1つ前の席に座っている、大人しい男の子、Bに声をかけた。意外にもBとは話の馬が合い、Bの班に2人で入らせてもらった。
そして私はその班のみんなと仲良くなり、そこからだんだんと友達の輪が広がっていった。
私はAとは昔からの友人だし少し距離を開けてもまたすぐ元に戻れるだろうと思っていた。
なので私はまず新しい友人ともっと仲良くな
ろうとした。
蝉がよく鳴き始めた時期、Aは学校に来なくなった。
担任は体調不良だと言っていたしAはあまり
暑いところが得意ではなかったのですぐ戻って来るだろうと考えていた。その時私は遠足の時に仲良くなった友人4人が居たので寂しさはあまり感じなかった。
終業式にもAは来なかった。
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