第2話
そして、二人は麗菜さんに、赤い靴をプレゼントした。麗菜さんは、物凄く、喜び、部屋の中で
歩き回った。
その直後だった、事件が起きたのは…。
しばらくして、夜が更けた。急に外から、
「ドン…」と大きな音がした。渚さんは思わず、とっさに、ベランダから身をのりだした。
すると、隣の家の3階のベランダから、黒髪で長い黒で白ドットが入ったワンピースを着た血まみれの女性が落ちて来た。
渚さんは思いっきり、悲鳴を上げ、急いで、家を飛び出した。母親は、一瞬に呆気にとられたが、すぐに、我にかえり渚の後を追いかけた。地面に
落ちた人を見に行くと、そこには、麗菜さんが
倒れていた。
直ぐに、助けを呼び緊急搬送されたが、時すでにお寿司、間に合わず、死に至った。それから、
一週間後、渚さんと奈美さんに奇妙な事が起こり続けた。外に出ただけで、誰かの視線を感じたり、夜になったら、黒髪の長い、顔を隠した黒い白水玉のワンピースを着た、血だらけの女の人が、木の下に立っていて、ぼそぼそと呟いて来たり、後ろからゆっくりとついてきて、「お前のせいで、お前のせいでー!」と叫んできたり、家の前あのプレゼントしたはずの赤い靴が血まみれで置かれたり…。そして、又、別の夜、奈美さんと渚さんは、銭湯帰りだった。帰り道に通る大きな木の下で又、あの女が待ち伏せしていた。「許さない、許さない、絶対に!!私はお前達のせいで死んだ、お前らに殺された!
どうしてくれる!?お前らのせいで、私の人生は目茶苦茶だ!責任、と・れ・よ。この殺人者ー!!」と叫びながら、必死の形相で睨み付け追いかけてきた。
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