概要
『生贄と引き換えに式神として仕える……嘘に決まってるじゃないさ』
【ネタバレ注意】コンテスト用あらすじ(798文字)
妖魔が跋扈するようになり、妖力発電や自動詠唱装置が発明された架空の日本。大正ロマン的な雰囲気が残る現代が舞台。
退魔の名門華族である金津由家嫡男の青年将校・烏京と、腹黒で猫かぶりな婚約者・兎木子は、それぞれ最強格の武力と知力を持ちながら「決められたことに逆らえない」という社会的・心理的な弱さを抱えていた。
金津由家の最強式神・イサナメの生け贄として兎木子が選ばれたことも受け入れざるを得なかったが、兎木子が策略を用いてイサナメが最終的に裏切るつもりだと見抜く。しかも金津由当主である父はそれを承知で、短絡的な家の利権のために生け贄を捧げていたと知った烏京は激怒し反逆。兎木子は救出されるが顔に酷い傷を負い、烏京は実家から追放される。
烏京
妖魔が跋扈するようになり、妖力発電や自動詠唱装置が発明された架空の日本。大正ロマン的な雰囲気が残る現代が舞台。
退魔の名門華族である金津由家嫡男の青年将校・烏京と、腹黒で猫かぶりな婚約者・兎木子は、それぞれ最強格の武力と知力を持ちながら「決められたことに逆らえない」という社会的・心理的な弱さを抱えていた。
金津由家の最強式神・イサナメの生け贄として兎木子が選ばれたことも受け入れざるを得なかったが、兎木子が策略を用いてイサナメが最終的に裏切るつもりだと見抜く。しかも金津由当主である父はそれを承知で、短絡的な家の利権のために生け贄を捧げていたと知った烏京は激怒し反逆。兎木子は救出されるが顔に酷い傷を負い、烏京は実家から追放される。
烏京
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!黒刃と妖力の饗宴──軍刀が描く過剰に美麗な退魔絵巻
硝子細工のように繊細で、同時に刃物の切っ先のように鋭利──
文体は重層的で、装備の黒一色や呪糸の縫い込み、結界の発動手順など細部の描写に際立ったリアルさと官能を同居させる。
刀身から妖力が漏れ出す瞬間の描写の鋼に宿る音階が魂を揺らし、粘液のような妖力が大地を震わせるさまは、まさに音楽のように鳴り響く。
戦闘描写が単なるアクションではなく、視覚・聴覚・触覚を巻き込む舞踏のように演出されている。
戦場の血塗れの緊張感から、許嫁の兎木子との茶のひとときに切り替わる場面では、作者の文体が意図的に音の密度や語彙を変化させ、読者の呼吸を整え、その仕掛けに、思わず微笑むと同時に、烏京の孤高と冷徹さが…続きを読む