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2025年6月18日 10:25
もちろん、寒気のする読後感は極上ですが、書き手の僕としては書き出しの描写がとても気に入りました。 話に必要なだけのなんでもないような要素を、読者が納得できる形にして書くというのは、案外難しいものですよね。この物語では「知らない人の日記を読んで徐々に全体像が見えてくる」という形式に入るために、もちろん知らない人の日記を拾う必要があるわけですが、駅での描写はとても無理なく書かれていると感じました。 「毎日毎日、金を支払うためだけに階段を登り降りする。」という一文は、主人公が感じている日常のつまらなさをよく表していますし「拾った物をその場所に戻すというのは倫理に反するような罪悪感を覚えた。」という心情は多くの人が共感できるものだと思います。何か特別な意図や悪意を持たず、流れるようにこの日記を読むことになったという経緯が、短い文章のなかでしっかりと描かれていて、これが後半の主要な展開を支えていますね。 評論家のような応援コメントとなってしまいまして、申し訳ありませんが、物語の構成を確かな文章力で支えていると感じました。今後の作品も楽しみにしております。
作者からの返信
コメントありがとうございます。評論家のような応援コメント、全然大丈夫ですよ。むしろこんなに丁寧にコメントを頂きありがとうございます。文章がしっかり読者に届いているのかというのは自分では分からない物ですから、このように言葉にしてもらえて本当にありがたいです。特に書き出しの部分は、「日常」という重要な要素なので、このように言ってもらえてとても嬉しいです。今後の作品もぜひ読んでいただけたら幸いです。
もちろん、寒気のする読後感は極上ですが、書き手の僕としては書き出しの描写がとても気に入りました。
話に必要なだけのなんでもないような要素を、読者が納得できる形にして書くというのは、案外難しいものですよね。この物語では「知らない人の日記を読んで徐々に全体像が見えてくる」という形式に入るために、もちろん知らない人の日記を拾う必要があるわけですが、駅での描写はとても無理なく書かれていると感じました。
「毎日毎日、金を支払うためだけに階段を登り降りする。」という一文は、主人公が感じている日常のつまらなさをよく表していますし「拾った物をその場所に戻すというのは倫理に反するような罪悪感を覚えた。」という心情は多くの人が共感できるものだと思います。何か特別な意図や悪意を持たず、流れるようにこの日記を読むことになったという経緯が、短い文章のなかでしっかりと描かれていて、これが後半の主要な展開を支えていますね。
評論家のような応援コメントとなってしまいまして、申し訳ありませんが、物語の構成を確かな文章力で支えていると感じました。今後の作品も楽しみにしております。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
評論家のような応援コメント、全然大丈夫ですよ。むしろこんなに丁寧にコメントを頂きありがとうございます。
文章がしっかり読者に届いているのかというのは自分では分からない物ですから、このように言葉にしてもらえて本当にありがたいです。特に書き出しの部分は、「日常」という重要な要素なので、このように言ってもらえてとても嬉しいです。
今後の作品もぜひ読んでいただけたら幸いです。