緑に囲まれて
猫になりたい
緑。
緑しかない、この場所で
私に、一体何ができるのだろう。
見慣れた景色とは違う。
ここがどこなのかさえ、もう分からない。
時間の感覚も、薄れてきた。
私が誰なのかも、もう思い出せないまま――
緑に囲まれて、
頭から、自分が消えていく。
ただ、緑に満たされたこの空間で、
木々のざわめきだけが、静かに、
私の頭の中を、支配していく。
緑に囲まれて 猫になりたい @waka_nnn
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます