第52話王家の墓

翌日ー。

「おはよう。良美。」

「おはよう。鈴木警部補。」

良美は、少し考えてから。

「鈴木警部補。ラムセス2世のゲーム、買おうと思う。」

「どういうこと?」

「昨日、ラムセス2世が我のゲームって。」

「そうか。分かった。探して見よう。」


鈴木警部補はスマホを取り出し、ネットで検索する。するとラムセス2世が主役のゲーム、王家の墓というゲームを見つけた。


「良美、王家の墓というものがあるぞ。」

「それを入手するのはどうかしら。」

「分かった。」


鈴木警部補は直ぐさまネットで注文した。


「今日中には届くだろう。」


良美は思い出すかのように。

「私が生長過程で出た高熱、マラリア感染症だったのかしら。」

「そうかもしれんな。自分と同じ病で死んで欲しかったのかもな。あの教授達に手助けを乞うて。」

「でもラムセス2世が助けてくれた。王家の墓というゲーム、それを黒い箱のゲームに上から焼き付くしたらどうかしら。」

「良いアイディアだ。仕事帰り、長官に頼んであのゲーム持ってくるよ。そして沢研究所に王家の墓が届いたら持って行こう。」

「分かったわ。」

「じゃ、仕事行ってくるね。」

「私も祝詞のお勉強するわ。」



「なんか良い策は見つかったのか?拓哉。爺ちゃんの話だと俺らが西田先生を訪れた後もマラリア感染症みたく亡くなっているらしいぜ。西田先生が疲れて爺ちゃんにそう話していたらしい。」

「策は見つかった。勝馬。」

「マジか!?」

「上手く行くと良いが。」

「俺、今日圭吾と夜勤。」

「お疲れ。」

「ああ。」



鈴木警部補は一通り仕事を終え、防衛庁へと向かった。


防衛庁ー。


鈴木警部補は急いで長官を呼んだ。そしてゲームを貸して欲しいと。


長官は。

「私、一個人では決めかねぬ。国と会議をやってからには。」

「時間がないんです!そのゲームはマラリア感染症の感染源となっているんです!」

「それを信じろと言われても。いや、信じたとしても会議をせねば。」

「長官、、、。」

お偉いさんは頭が固い。日本独特と言うものか。

鈴木警部補は引き下がるしかなかった。


鈴木警部補は自宅へと悔しながらも帰った。


「ただいまー。良美。」

「お帰りなさい。鈴木警部補。防衛庁どうだった?」

「それが、、、。」

鈴木警部補は良美に会議をやってからだと伝えた。

「そんな、悠長なこと。」

「だろ。どうして、お偉いさん方は頭が固いのか。」

「そうね。王家の墓、届いたわよ。」

「チッ。準備は整ってるのに。」



「圭吾~。夜勤嫌だな。」

「うん。でも面白いゲーム見つけたんだ。勝馬。エジプト物語。今から仕事の合間にやろうと思う。署長には内緒で。」

「お前、そのゲーム捨てろ!」

「何でだ?」

「いいから、捨てろ!」

「ちゃんと説明してくれなきゃ!」

「ちょっと待ってろ!」

勝馬は鈴木警部補に電話した。



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