『息をするように、君を想う』

rinna

あらすじ

寡黙な内科医・穂村と、明るく人懐こいジムインストラクター・蓮。

偶然ジムで出会ったふたりは、年齢も生き方も違いながらも、少しずつ距離を縮めていく。

身体に触れる距離、視線が交わる一瞬。

そこに生まれる小さなときめきに、穂村は戸惑いながらも、静かに惹かれていく。


けれどある日、蓮の家庭事情やセクシャリティに対する心の傷が明らかになる。

「俺なんかより、先生にはもっと守るべきものがある」と蓮は距離を置き、突然ジムを辞めて姿を消す。

喪失感に沈む穂村と、実家で母親との確執に向き合う蓮。


ふたりが再び選んだのは、「変わること」でも「無理をすること」でもなく、

“そのままの自分で、そばにいること”だった。


呼吸するように、自然に寄り添う。

愛してると言わずとも、感じ合える関係。


これは恋というより、日々という名前の愛の物語。

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