己のずるさ

@Ayuuuuuuuuuuuu

第1話

俺らしくない願望が一瞬浮かんだ

弱みを握ってしまった

難しい選択をお願いされた

俺はそれを了承した

謝られた

何でもすると言われた

ここでお願いしたら本当に聞いてもらえるのだろうかと考えた

なんてずるい発想なんだろう

確信でもない気持ち

でも他に甘えられる人間が居ない

それにここまで誠実な人間も見たことがない、昼夜合わせても

きっととんでもないプロなんだろうな

さぞかしモテるだろうに

配偶者はいるのだろうか、恋人は?

それでも俺には関係ない

ちょっとした気の迷いか一瞬過った願いも

叶ったとしても、憐れみからか仕方なしにかな

てっ、何考えてんだ俺

自分の気持ちも分からないのに

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