地球概観

 かなえたい夢がある。それは宇宙から地球を眺めること。漆黒の空に浮かぶ青い惑星を、自分の目で見てみたいのだ。


 特別な理由があるわけではない。いつからかなんとなく、外から地球を見るというのはどんなふうなのだろうか、と考えるようになっていた。子供の頃から宇宙に憧れてきた。ロケットやシャトルの打ち上げにワクワクし、月や星々を見上げるとせつないような気持ちに囚われた。そんな憧れが「地球概観グロブラマ」への憧れに転じたのだろう。


 実際のところ、あとどれくらいで一般人が気軽に宇宙旅行できるようになるのだろう。それが実現するしか、この夢のかなう手立てはない。それとも何か別の方法が見つかるだろうか? 見つかればいいと思う。


──────────

これも文章教室の課題で書いたもの。

テーマは「夢」で、400字以内と決められていました。

少ない文字数で、テーマに沿って、的確にまとめるのはなかなか難しいです。

今思えば、だらだらと長文になりがちだったわたしには、いい練習になりました。

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エッセイ 千早さくら @chihaya_sakurai

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