第2話 当日

ミカ、ヒカル、タカノリは近くのコンビニに夜9時に集まった。

 ミカ 「本当に行くんだね」

 ヒカル 「ミカ、ビビってるのか?」

タカノリ 「絶対、幽霊なんて出ないから大丈夫だよ」

そして、三人は廃墟の旅館に向かった。

道中は街灯が一本もなくスマホのライトで照らしながら歩いていると...

前に禍々しい廃墟があらわれた。

 ミカ 「これ本当にいくの?」

 ヒカル 「もう来ちゃったんだから、ビ、ビビったってしょうがないだろ」

タカノリ 「よっしゃ!行くぞ!」

三人は、廃墟の中に入っていった。

入った途端に急に扉が閉まった。

 ヒカル 「風で閉まっただけだよ」

 ミカ 「そ、そうだよね」

 タカノリ 「よくあることだよ」

三人は、気にせずに中へ進んだ。

旅館は三階建てで大浴場がある良くある旅館。

旅館を進んだら、影が廊下の奥をスーっと通った。

三人は背筋が凍った感覚に襲われた。

ミカ 「今、何か通んなかった?」

ヒカル 「いや、絶対になんか通った!」

タカノリ 「た、多分動物が通っただけだよ!」

ミカ「そ、そうだよね」

ヒカル 「それだ」

三人は動物が通っただけだと思い、また中を探索し始めた。

三人が向かった場所は自殺した人がいると噂されている101号室

101号室は、二階にあり、それも一番奥にある部屋だ。

タカノリ 「さすがにエレベーターは使えないか...階段で行くしかない」

三人は階段を上って二階についた。

タカノリ 「二階となると、さすがに怖いな」

ヒカル 「おまえがそれを言う?」

二人の会話で空気は少し軽くなった。

その時...

「ガッシャン!」

奥の部屋から音がした。何か棚から落ちたみたい音

三人はまた背筋が凍った

ミカ 「...」

ヒカル 「...」

タカノリ 「...」

無言な時間が過ぎた。

ミカ 「やっぱ帰ろうよ!」

ミカは帰りたがっていた。

タカノリ 「いったん外出て空気吸って落ち着こう!」

ヒカル 「そうしよう!」

ミカ 「それがいいよ!」

三人は、ドアがある入口へと向かった。

入口に向かいドアを開こうとしたが、開かなかった。

タカノリ 「ドア開かないんだけど」

ヒカル 「お前の力がないだけだろ!笑」

ヒカルが開けようとしたがやっぱり開かない

ミカ 「...」

ミカは半泣きだった。

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