第13話 サビ管物語

「……片栗粉!!どうして?」


「片栗粉を飲むと、誤嚥したものと合わせて胃の中に落ちる可能性が高いんです」


「いや普通、救急車でしょ!?」


 ―ここの施設長は、救急車を呼ぶことを極端に嫌っている。おそらく大事にしたくないからだろう。


 だったら施設長にアピールする方法はただ一つ。穏便にこのトラブルを解決することだ。


「いえ片栗粉で行きます。厨房の方、聞こえてますか?」


ただ調理員も誰も動こうとしない。俺はこんなに周りに支持されていないのか。


 ―自分で取りに行ったら、その間に手柄を横取りされる恐れがあるな。


 俺は自分の手柄だけを思い、焦った。

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