悪魔はいつでも邪魔をする

@yu0309

産まれた悪魔

これは、私の人生を元にフィクションを交えながら作った物語です。


朝起きて、1日遊んで、また次の日が来る。

私は3歳だった。妹が産まれて可愛がり幸せな毎日が続くと思ってた。

だが、朝起きると毎日両親同士の喧嘩…怒鳴り声…

罵倒…

暴力が続いた。


親が離婚した。


父方に姉妹で引き取られる事になり、祖父母と父と叔父の6人家族になった。

そこで父は一つ変わった。優しくなり、私たち姉妹や祖父母を1人で養うために休む暇もほとんどなく毎日働いた。


時々楽しい時間があった。

『パパー?どこ行くの?』『カレーの材料買いに行こう!』と自転車の前と後ろのチャイルドシートに私と妹を乗せて夕方の買い物に出かけたり、毎年旅行に行ったりした。


それは、とても思い出になった。

だが、それ以上に最悪な出来事が起きた。


それは、小学校に入学して3年経った時だった。


大好きな父が、家に女の人を連れて来ていた。『挨拶しろ』と言われ『こんにちは。』と言い恥ずかしくなりすぐ父の部屋を出た。


父に彼女ができ、叔父にも彼女ができ、叔父は家から出て行った。


ある日、車に乗って遊びに行った時に父がこう言った『もし、新しいママができたら嬉しい?』

と…。

私は返事に困った。嬉しい気持ち半分最近父と過ごせなくなった事が寂しい気持ち半分だった。だが、反抗できない私は『うん。』とだけ答えた。


誰にも言えない気持ちが芽生えた初めての時だった。


寂しい。が言えない子どもになった。

その時にはもう、彼女のお腹に新しい命が宿っていた。

父は頻繁に彼女と出かけるようになった。

私と妹は家で過ごすだけ。

すぐに籍を入れ、そこからは地獄だった。

自分のお母さんになった人を盗られると執着心を抱くようになった。

父はよく怒るようになった。


それから、月日が経ち赤ちゃんが生まれた。

継母は、私や妹に辛く当たるようになった。

私が父にたくさん怒られるように仕向けたり、

私と妹を家に置いて、

赤ちゃんと父との時間を作るようになった。


6年生、小学校卒業をする日に継母と父が別居した。父は少しまた、優しく戻った。


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