欠片15.『野暮』
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【
施設の大きさは高さ10m、一片の長さが40mほどの正方形をした灰色の加工場が全部で10ヶ所ある。
様々な加工用途で使用され、8ヶ所は武器の加工場となっている。残り2ヶ所は加工場だった場所がいつの間にか倉庫となっていたらしい。
現在はその内2ヶ所の加工場が『
加工場の前に着いた2人の前には、白髪の老人が立っており、筆先みたいな形をした大きな白い両ヒゲを生やした案内役の人物が待っていた。
「お待ちしておりました。お二方。」
子爵 執事[クロガネ(62)]
[種族:ヒト]
軽く
「なぁなぁ!これぜんぶ加工場なのかー!!」
「全てではないですが。ほとんどが加工場になりますね」
「へぇ〜!!それでも、すごい大きさと数だなー!」
「いいえ。コレでもまだ小さい方なのですよ?」
「え?」
「数は多いのですが、大きさに関しましては」
「
「
「ええ。それはとても大きなものがございますよ」
サーチの表情を見て、クロガネは笑顔で教えてくれた。
「中を見てもいいの?」
目をキラキラ輝かせながらサーチは問う。
「ええ。もちろんかまいません」
「うっふぉおおお〜〜〜!!!スッゲェ!!!」
「色んな
「工房もデケェー!!」
「なんだこれ!見たことねぇ!!」
「これなんかは……これとかも……」
「なんだこの夢の空間はー!!!」
「
「こんな場所に何のご用事が?」
「……」
「昔のことだ」
「え?それは一体?」
「いまはただの旅人だよ。」
「それに、あの子の師匠だ」
「……」
「フフ。そうでしたか。」
「
「フッ」
「感謝する」
そう言って少し微笑むアストラだった。
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『ん?何だオメェ?』
『新入りか?』
サーチが中を覗いていると、工場内で作業していた人物が話しかけてきた。
「いや!オレは旅をしてて、今朝ここに着いたところなんだ」
「ここの
「オレも自作で造ったりしてるし!」
『何だ。よそ
その人物は、2秒くらい"ジッ"とサーチの背中にある
『……』
『ほぅ。』
『その背中の
『ちょっと見せてみろ』
機巧技師[テツゴウ(126)]
[種族:ドワーフ]
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『フム……。よく出来てるな』
『ガキンチョ、オメェ……トシはいくつだ?』
「十五だけど」
『ほーぅ……。そのトシでここまでのもんがつくれるタァ、大したヤツだ!』
『ヒヒッ!気に入った!』
『いいぜ!この
『ついでに他のもんも見ていきな!』
「おおぉぉ〜〜〜!!ほんとか──!!」
「おっさんいいやつだなー!!」
『おっ…オレまだおっさんじゃねぇ!……いや…ヒト族から見ればおっさんだが。そうじゃなくて…』
『まあいい。オレの名は"テツゴウ"だ!』
『よろしくなッ!えーと……』
「サーチ!オレはサーチだ!!」
「こちらこそよろしく頼む!テツゴウのおっちゃん!」
『…ンンッ……まあいい!好きに呼べや!ヒヒッ!!』
『サーチよう、よろしくなッ!』
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