第6話 新しい能力
「はぁ…やることねぇなぁ」
颯太はつぶやいた。
そう、食料も家もある、温泉も作った。
さらに、ゲームを作ろうと思ったが、謎の爆発で壊れてしまった…
なので颯太のやることがなくなってしまったのだ。
「はぁ…寝よ…」
そう言って颯太は寝ようとした、その時!
ピコっ
「あ!すいません!お久しぶりです〜」
颯太は画面がいきなり映り込んだので、驚きすぎて一瞬心臓が止まった。
「??あなたは…あのとき、意味わからないこと言ってた人?」
「意味わからないって何よ⁉︎と…とにかく、あなたに伝えたいことがあるの…」
「え…?」
颯太は意味がわからなかった。なぜならこんな能力があるのに、なぜもう一つ能力があるのか…
「なんですか……??」
「ふふーん。誰もが夢に見るあ・れ・よ!」
「だから、なんなんですか!?」
「わ…わかったわよ…教えるわよ…。正解は………」
「ゴクリ」
「……く……」
「く?」
「…くう……」
「?」
「…空中浮遊よ!!」
「な…なんだってーーー!?」
颯太は本気で驚いた。本当に誰もが夢見るものだったからだ。
「う…嘘じゃ無いですよね…」
「嘘だと思うならこの説明書を読んでみなさい!!」
そう言うと、天使は消え去った…
颯太は天使がくれた説明書を読んだ。
「え?」
意外と難しく、颯太は泣きそうになった。
なんと呪文を唱えなければならないのだ。
その呪文は…あぴろぺぽなきそぼろごぺぱいのあくえのぬぽ…だ
そして言えたとしても、降りる時が大変なのだ。
この呪文を逆さまに言わないとならない
颯太は本気で泣いてしまった。
せっかく、自由に空を飛べると思ったのに、こんな難しいなんて…
だが…「あぴろぺぽなきそぼろごぺぱいのあくえのぬぽ…」
なんと颯太は小さくつぶやきながら言ってしまった。
「うわぁぁぁ!!!」
すると本当に、颯太は少し浮いてしまった…
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