外国人と日本人は、なぜ食い違う

尾崎如祭

第1話 見えるものしか信用しない

マーケット説明資料作成する為に、「中国の人口は何人と言われている?」答えは、「12-13億人かな」私が、「日本の人口は、中国にとって誤差なの?」


インドでも資料作成の為に、同じ質問をして見た。答えは、「10-15億人。将来は世界NO.1で、20億人近くになるでしょう。」

私が正確な数字ないかな?と求めると、「変化する数字を報告し、何に使うのか?」と質問された。彼等にとって、どうでも良いのでしょう。


大学でマーケティングを学んだスタッフに質問された。「アフリカに象は何匹いるのか」日本企業は、ここからスタートですか?データの無いものに、調査し、時間とお金を掛けて、成果は何ですか?これが、外国人が、日本で学ばない理由だと思います。やられました。


中国で働いている時、「V字回復したい。短期勝負したい。」を望み、広告宣伝方法を模索した。スタッフからの回答は、「湖南TVの歌謡番組が人気あります。」中国人の意見をまとめると、日本と違って、TV曲も100局以上、広い大陸に、日本人の考え方は通用しないだ。日本と同じような、全国ネットの地デジTVなんてない。


では、どうすれば?

「現場に出て、展示会しかありません」「外国人は、騙されたくないが基本です。見聞だけではダメです。触が要ります。」日本のオレオレ事件の報道を見る度に、「外国では起きないだろうなあと思います。」嗅舐までしませんが、見聞触はします。電話だけで信じるなんて、信じられない。日本人は、疑いを知らないの?


違いを考えた。やはり、裕福と国の大きさと思った。お客様に、お金を出させるのには、相当な説得がいる。「失敗したら、生活できない人々」切迫感が違う。「需要とは1台1台の積み重ね」やり方が違う。


<私の仮説

日本の国土の狭さかつ島国が発想の違いを招いていると思った。日本に生まれると、限りが見えているから、マクロの数字からミクロに向かう。外国人は逆で、限りが見えない。だから、ミクロの集合がマクロだと考える。外国人と日本人 食い違って当然である。>

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