ツイ廃娘 デスティニーインパルス
@tetorin114514
第1ツイート 「バズれるって言ったじゃん」
『ツイ廃』。彼女たちは、ネタツイをするために生まれてきた。 ときにイタくて、ときに輝かしいツイートをする界隈の名前と共に生まれ、その魂を受け継いでツイートする───。
《ミドリバ!ミドリバがバズっている!!サイバーオレオ仕掛けるか!?仕掛けた!!テロリストモス勢いが落ちる!頂点争いはミドリバとサイバーオレオ!!並んだ!!並んだ!優勝はミドリバ!一番人気の期待に見事に応えた!》
見事勝利したツイ廃は「スペース」を開くことができる。声でファンへの感謝を伝えることができる。
私はテトリーンインパルス、無名のツイ廃。バズらなければ面白くも無い。
ただただ馴れ合っているだけのTwitter生活を送っている。
エーケーバズリスト、ミドリバ、テロリストモス、リエルインペリアル。これがツイ廃四天王だ。この人たちの他にも、ヨザクラダイサクセン、アンセント、サケノミなどなど…私たちが手を伸ばしても届かないところもある。
希望はないのだろうか…無名は無名のままなのだろうか?
「テトリーンにはポテンシャルはあるんだよね。面白くはあるんだけど…なんでバズらないと思う?」
ソセイフインフルエンス、私とほぼ同期のようなもの。一時活動休止などもしたが私よりもかなりの実力者。自慰Ⅱネタツイステークスで3着。彼女にさまざまなことを学んでいる。
「え…運がないから。」
「違う、もっと自分のユーモアを絞り出して。君は自慰Ⅲ、KMR廃に出るべきだ。」
「はい?」
「淫夢ツイは君のユーモアに合っている。ただ、周りも強いと思う。」
私は少し怖かった。でも、勝てるなんて滅多にない。しかも自慰Ⅲ。
「ただ…強豪、アンストッパブルテンピー、そしてギャクタイオジサンも出走するかもしれない。彼女はら危険だ。ファンの数は君なんか比じゃない。伸びもすごい。それでも、行くか?」
アンストッパブルテンピー、か。「止まらない」、その名の通り彼女は減速を知らない。最終局面で追い上げる、差しが得意なツイ廃だ。私の先行とは相性が悪い。鬱スギ。そしてギャクタイオジサン。彼女も同期くらいだ。しかも名前の通り「淫夢ツイ」への特性が半端ではない。
でも、出るしかない。私の戦績は最悪。無名もいいところだ。3着でもいい、3着でも取れれば。
《注目の一番人気、アンストッパブルテンピー。止まらない快進撃を見せてくれるのが楽しみです。》
《続いて二番人気、ギャクタイオジサン。このツイート、面白そうスギィ!自分、RTいいっすか?》
《三番はテトリーンインパルス。名の通り「衝撃」の走りを見せて無名の名を挽回して欲しいところです》
(YAJU&U、イントロ)
《さあ、一斉にツイートしました!先頭はテトリーンインパルス、続いてダイヤボール、ギャクタイオジサン。アンストッパブルテンピーは様子を伺っているか?》
自分と2番の間は100いいね。ゴールは万バズ。もっと離しておいたほうがいい。
《さあ、1000バズの壁に差し掛かった。先ほどに続いて先頭はテトリーンインパルス、その次はギャクタイオジサン、抜かしている!その次にヤマダサイジャクオー!テンピー、まだ仕掛けない!》
まずい、ギャクタイオジサンは中盤で刺してくる。強く、踏ん張り、いいねを伸ばす。追いつかれては…いけない。少し伸びが悪い…
《ギャクタイオジサン!迫っている!迫っている!抜かすのも時間の問題か!?》
(仕掛けるには早いがプレッシャーをかけて体力を消耗させる、こいつは挑発に弱い。)
《5000いいねに来た!ここで順位を見てみましょう、先頭は変わらずテトリーンインパルス。そして迫っているギャクタイオジサン!ヤマダサイジャクオーとダイヤボールとタイヨーガサンが3位争いを繰り広げる!6位にはアンストッパブルテンピー、様子を伺っている!》
《おっと!!ここでギャクタイオジサンが仕掛けた!!伸びている!伸びているぞ!!》
並んだ!?くっそ…負けてたまるか…!!
(抜かせてもらうよ、こっちも負けるわけにはいかない。)
《7500いいねに到達した!!先頭争いが激アツだ!!RT不可避でしょう!》
まずい…伸びが…負ける、抜かされる。激鬱…
《ギャクタイオジサン抜いたあああああああ!!!!!しかしテトリーンインパルス!食い下がらない!まもなく最終局面、9000いいねに到達します!》
9000いいね…来る…奴が…
《アンストッパブルテンピー!!!!!追い上げてくる!!!!!!3位争いを抜いて!!1位争いに並んだ!!!!》
[抜かせてもらうね!じゃあ先、行っちゃうよ///]
(抜かれるとは…君は強いな!先に行くのは…私だ!!!!)
まず、い…
???「てとりんはバズれる。」
「?ありえない笑」
???「お前のネタツイ、結構いいけどね」
まだだ…まだ行ける!!!
「「「うおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」
《3人一気にゴール!!!!!誰が勝者となったのか!?!?》
《テトリーンインパルス!!!わずか1いいねの差を離してゴール!!!!優勝はテトリーンインパルス!テトリーンインパルスだ!!!》
「神きたー!!!」
「だれこの無名」
「えぐーwww」
「不正だろ」
「えろ」
優勝?私が?
[おめでとう!テトリーンインパルス!]
(君には度肝抜かれたさ…素晴らしいネタツイだ)
???「ほら。バズれるって、言ったじゃん。」
スペースを終えて
「ぬわあああああああんんつかれたあああああああんもおおおおおおお」
「万バズおめでとう」
「ありがとう、でもなんで敵になるかもしれないやつによくしてくれるの?」
「君が私をバズらせてくれたからだよ」
身に覚えがないが、人の役に立てたなら良かった。
「これから狙うは『空手部3姦』を含めた『淫夢7姦』、『クロム記念』、『菊穴障』、『ガイガイステークス』、『隠キャのキャキャキャ障』、『四天王障』、そして『ツイ廃トーナメント』だ。」
え…
「もちろん、私と戦うことになる。」
「一位を取れたからと言って調子に乗るな、冷笑されるぞ。」
ツイ廃娘 デスティニーインパルス @tetorin114514
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ツイ廃娘 デスティニーインパルスの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます