消えたいと願う少女

暇人

第1話

私は、この世界から消えたい

そう思いたったは、いつからだっただろうか


「歩友(あゆ)」

「は、はい」

私を呼んだのは、いじめっ子だった

いじめっ子は、いつもみたいに私を奴隷としてあつかった

「歩友〜私お腹すいちゃった〜」

「そ、そうなんですか」

私が怯えながら、そんなことを言うと、イラついたのか、強い口調になった

「だーかーらー」

不機嫌そうに続けて

「ご飯買ってこいっつってんの」

それに便乗するようにいじめっ子たちが次々と私に

ご飯買ってきてなどと言ってきた

後でお金払うから、なんていつもみたいにどうせ返してはくれないくせに

ただ断ることができない私は、それにはいとしかこたえはなかった

そんなことを毎日繰り返すおかげで、私は生きるのが嫌になった、自分のことも嫌になった

いじめっ子達は最初から、私をいじめていた訳では無い、ただ私がなにか嫌になることでもしたのだろう、そのからいじめが始まった

最初は、可愛いいじめだったまだ冗談なんだろうと思えるくらいに、私も嫌われてやられてることにきずかず

ただ、だんだんエスカレートしていってわかった、「あぁ、私いじめられているんだ」って

いつからいじめだったのか、どうしてそんなことするのか分からなくて人が怖くなった




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