カナヘビ
カナヘビをみんなで捕まえた。
ビーカーに入れて観察してみるとどうやら首が動かないらしい。
いや、そうではない、ビーカーを回してみてもカナヘビの首は同じ方向を見て
動かないらしい。
自動追尾機能を備えているようだ。
自然界で自動追尾機能が必要な状態って何なんだろうか、餌を見つけて追尾
するのであれば首だけが動くはずだが今回はその逆である。
いや?
自然界にいると身体だけが動くという事象がそもそも存在しないのではないか?
カナヘビは基本的に土の上や木の表面等、さほど揺れない場所を移動するように思う。
もしかしたらたまに葉っぱの上等、揺れが大きい場所に行く可能性はあるが首が一定を見続けるようにできているとはあまり思えない。
もう一つ思うところがある。
カナヘビからしたら獲物までの距離はちかい(舌が短い)のだから首自体が動いた方が獲物を負いやすいのではないだろうか。
これならむしろ首は動いてくれた方が都合がいいように感じる。
ともすればだ。
首が動かずにどこかを見続けるのであれば遠くであるということが考えられる。
だが、カナヘビってそんなに遠くを見えるのかしらという疑問を持つ。
じゃあ、一体なんで首は動かずに一点を見続ける機能が備わっているのだろうか。
という会話を今日の仕事中に職場みんなで行った。
なんとも平和な職場である。
‘PS
カナヘビは誰かのもとでいまだ飼われているらしい。
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