ごめんね

一閃

第1話

「ごめんね」

つぶやくように

時に笑いながら 泣きながら

キミは何度も言葉にした

「ごめんね」

そんな言葉を聞くたびに

ボクのココロはキュッとなった


悲しみを知りすぎていたキミを

ボクは知っていたのに

悲しみに寄り添えなかった

「大丈夫」と言ってあげられなかった


「ごめんね」

そっか…

きっとキミも こんな気持ちだったんだね

「ごめんね」

何もしてあげられなくて


「ごめんね」が

こんなにも カナシイ言葉だったなんて

しらなかったよ

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ごめんね 一閃 @tdngai1

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