読むだけで満腹になる、癒し系ファンタジー
- ★★★ Excellent!!!
ひとくちごとに、香りが立ち上る。
サクッ、じゅわっ、ふわり。
読んでいるはずなのに、なぜか匂いまでしてくるような──そんな“食事の魔法”がここにはある。
とある騎士と魔導師。
正反対のようで、どこか似ているふたりが、時にツッコミ合い、時に無言でパンを齧る。そのやりとりが、なんとも言えず、いい。
豪華なごちそうじゃない。
けれど、心にじんわり沁みていく、温かいごはんの数々。
そして、それを囲む人々の優しい日常。
ページをめくるたびに「明日もちゃんとごはんを食べよう」と思える──そんな物語です