第2話 ワンダー大国 大樹



 ワンダー大国という大きな国がある。


 その国には、大きな大樹が七つもあった。


 七つの大樹は、国を守る神聖な力をまとっている。


 おかげで、人々は健康に生きて、土地も豊かだった。


 しかしある時、ほうほうで悪さをしていた魔王という悪が死んでから、異変が起きた。


 大樹が枯れ始めたのだ。


 それは魔王が何千年後に復活するため、エネルギーを吸収していたからだ。


 そのため、500年ほどたった際に、残っていた大樹は四本しかなかった。


 しかしたくさんの研究者が調べて、原因をつきとめた結果、残りの木は枯れずに済んだのだった。


 大樹のエネルギーを吸収していた魔王の心臓を、仮死状態にあった生命の核を破壊した事によって、残りの大樹は生きながらえる事ができた。


 それによりワンダー大国の人々は、昔よりは少し不便になりつつも、大樹のおかげで他の国よりも、健康に豊かに生活できる国であった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る