会話劇の構成とシステムの拡張について。〔基礎編〕
フィステリアシステムを使うと三人以上の会話でも誰が誰に向かって言っているのかが読者に伝わるようになります。ここでより判り易くするために次の工夫をします。
会話の対象者が変わったときに空行を入れる。
例
A:「」
B:「」
A:「」
B:「」
C:「」
A:「」
C:「」
これについては、
A:「」
B:「」
A:「」
B:「」
C:「」
A:「」
C:「」
と無駄に空行を入れるよりかは分かりやすくなります。ということはですよ、通常の2人での会話でも空行を入れないように心がけると必要があるのかな、と個人的には思います。あなたは無駄に空行を使っていませんか? フィステリアシステムを使う場合はこの点にも気を付けなければなりません。
それでここまでのフィステリアシステムでは、物語のメインとなる登場人物が4人に固定されていました。ではメインの登場人物を増やしても対応できる工夫を考えましょう。まずは単純に呼びかけ方のパターンを増やすことですね。5人なら20パターン。6人なら30パターンになります。現在「学園」では、調整中ですが、
会話劇【調整中】(6人)
①主人公「レイユ」②ヒロイン「ミム」③ヒロイン「テレーザ」④双剣使い「ロサル」⑤おじさん戦士「アーサー」⑥お姉さん魔族「フォイーン」
①→②「ミム」 ①→③「テレトワ」 ①→④「ロサル」①→⑤「師匠」①→⑥「フォイーン」
②→①「レイユ様」②→③「(保留)」②→④「エロ猿」②→⑤「先生」②→⑥「女狐」
③→①「レイユ君」③→②「ミムミム」③→④「ロサロサ」③→⑤「お師匠さん」③→⑥「(フォイフォイ?)」
④→①「旦那」④→②「姐御」④→③「姐さん」④→⑤「大将」④→⑥「ボインちゃん」
⑤→①「レイユ」⑤→②「ミムっち」⑤→③「テレっち」⑤→④「エロ侍」⑤→⑥「フォンちゃん」
⑥→①「レイユたん」⑥→②「ミムたん」⑥→③「テレたん」⑥→④「(保留)」⑥→⑤「アーサーたん」
と30パターン中、27パターン決めてあります。この中で②→③「(保留)」については、例えば、
「ミムミムぅ」
「何ですか?」
「うち達、レイユ君に愛されているのかな? 全然手を出してこないじゃん」
「そうだね」
「今日、もしかしたら知らない男の人に手籠めにされちゃったのかと思うと、物凄くイヤだよ」
「うーん。レイユ様にもっと積極的に行きますか」
「うん。でもグイグイ行ってレイユ君が引いたらイヤだな」
という形で会話を③→②、テレーザから始めることで対応しています。その他、キャラ同士の絡みがなければ呼びかけ方を設定しなくてもよい形となります。
さらにもっと増やすことも考えていて、
賢者キャラ:「〇〇氏」と各キャラの後に「氏」を使う。
侍忍者など:「〇〇殿」と各キャラの後に「殿」を使う。
年上キャラ:「〇〇ちゃん」と各キャラの後に「ちゃん」を使う。
年下キャラ:「〇〇
兄貴キャラ:全員あだ名で呼ぶ。
と設定する感じですかね。
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