単発卓に集まったPCがキャンペーン最終話の空気を出してた件。

青猫あずき

　これは「小説」ではなく「TRPGリプレイ」と言う種類の読み物です。

　TRPG＝テーブルトーク・ロールプレイングゲームという複数人で物語を生み出す遊びによって出来たお話を演劇の脚本のようなセリフ主体の形式で読み物としてまとめたものです。

　TRPGは司会役のGM《ゲームマスター》が、「シナリオ」と呼ばれる台本のようなものを用意して遊びます。

　シナリオには物語の大筋の流れが書かれていますが、演者であるPL《プレイヤー》は詳細な内容を知りません。

　PL《プレイヤー》はPC《自分の役》になりきって、どう行動するかを考えて物語を動かします。

　時にGM《ゲームマスター》の予定していた「シナリオ」からPCの行動が外れることもあります。

　そう言ったとき、GM《ゲームマスター》はアドリブを聞かせて即興で展開を考えて物語を生み出します。

　また、TRPGは単なる即興劇でなくゲームでもあります。

　GMとPLはキャラクターと敵の戦闘シーンがあれば、ゲームとして進行し、戦いを楽しみます。

　その際に、サイコロを振って攻撃の命中・回避やダメージを決めます。

　このサイコロの目に一喜一憂するのもTRPGの楽しみのひとつです。

　こうしたサイコロの目で出来事の成否を決めることを「判定」と呼び、判定の方法やその世界の設定を決めた本をルールブックと呼びます。

　本作は「ソード・ワールドRPG」という和制TRPGの金字塔の最新バージョンである「ソード・ワールド2.5」をルールとして採用しています。

　ソード・ワールド2.5を知らない人に向けて解説を挟みながら進行するので、安心して読み進めてください。

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本作は、「グループＳＮＥ」及び「株式会社ＫＡＤＯＫＡＷＡ」が権利を有する『ソード・ワールド2.0／2.5』の、二次創作です。

(C)GroupSNE

(C)KADOKAWA

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