《リリッカ観察事例ファイル:2015–2018》
以下の記録は、都市伝説研究会「仮虫文庫」に寄せられた一般投稿をもとに再編集されたものです。
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LLK-R.15.04
報告者:加藤理子(北海道・美唄市)
日付:2015年4月22日
内容:
夜中、台所の電気をつけると流しの縁に小さな影。2cm程度の甲殻類のようだが、脚は7本。頭部に透明な房毛。赤みがかった体に水色の斑点。光を当てると「ピィィ」という音を立てて跳ねた。逃げたあと、流しの金属部分に楕円形の湿痕が残る。翌日、同じ場所に白い粒子状の抜け殻が見つかった。
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LLK-R.15.17
報告者:匿名希望(東京都・練馬区)
日付:2015年6月3日
内容:
四歳の娘が「ひそひそ虫が来る」と言って毎晩押入れの中を気にするようになる。ぬいぐるみの裏からリリッカと見られる個体を発見。異様に人懐こい。近づくと脚先で布を撫で、音を立てて笑うような反応。2週間後、娘の声質が微妙に変わり、テレビの天気予報を予測的に言い当てるようになった。現在、虫の所在は不明。
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LLK-R.15.48
報告者:塚本和樹(京都府・宇治市)
日付:2015年10月7日
内容:
自室の天井裏からカリカリという音。調査中に埃の中からガラスのような羽根を発見。後日、枕元に同様の羽根が三枚重なって置かれていた。記録映像には一瞬、何かがカメラを覗き込む動きが映るが詳細不明。虫の姿は不明ながら、「かわいい感じの匂いがする」という証言多数。
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LLK-R.16.02
報告者:町田伊吹(長野県・上田市)
日付:2016年1月14日
内容:
室内の加湿器に、虹色の粘液が混じるようになる。数日後、壁紙に沿って螺旋を描くような軌跡。観察したところ、リリッカが「踊る」様子が記録された。その動きは不規則でありながら、奇妙な快感を伴うと感じた。以後、加湿器から異常な香気が発生(ラムネ菓子に近い)。
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LLK-R.16.21
報告者:山田彰吾(愛知県・岡崎市)
日付:2016年4月23日
内容:
机の引き出しを開けると、奥に「笑っている顔」のような模様が浮かぶ。手を伸ばすと複数のリリッカが連なって飛び出す。空中で短く音が鳴り、聞き取れない言語のようなささやきが耳元で響く。以後、引き出しは勝手に開閉を繰り返すようになり、数日後には机ごと消失。報告者は引っ越し済。
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LLK-R.16.62
報告者:奥村椋(福岡県・久留米市)
日付:2016年9月1日
内容:
冷蔵庫の中でリリッカを複数目撃。外気に晒しても凍結せず、中温でも活動。食材に小さな穴を空け、内部に白い糸状物質を残す。肉類には寄りつかない。最も好んだのはプリンとゼリー。活動後、冷蔵庫全体に微かな甘香が広がる。全個体は後日忽然と消失。
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LLK-R.17.03
報告者:酒井由美子(東京都・足立区)
日付:2017年1月11日
内容:
夜中に自宅のチャイムが鳴る。モニター映像には目だけが光る小型の存在。ドアスコープに貼りつくようにしていた。翌朝、玄関ポストにリリッカの幼体と思われる極小の「包み」。開封すると、羊毛のような繊維と石英片。周囲には柔らかい笑い声のような音響残留。心理影響あり。
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LLK-R.17.26
報告者:小林志帆(兵庫県・神戸市)
日付:2017年4月4日
内容:
娘が部屋の角に「空気の中にある虫」を見たと報告。リリッカのような外形は見えないが、窓ガラスにその影だけが現れる。影は一定のリズムで震え、観察者の脈拍と同期。娘の語彙に突然「ずん、ずるん、りりっけ、りりっけーる」という謎語が加わる。
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LLK-R.17.49
報告者:匿名(高知県・室戸市)
日付:2017年6月30日
内容:
夜間、台所の換気扇に異常。ファンの中で複数のリリッカが螺旋を描いて回っていた。音波を録音したところ、ラジオ周波数帯に干渉し、短波域に断続的なメロディが混入。後日、録音データが自然消滅。
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LLK-R.17.88
報告者:田代航(広島県・尾道市)
日付:2017年11月22日
内容:
室内の時計すべてが3:33で停止。時間のズレは物理的に説明不能。壁にリリッカのものと思われる「光の跡」。数分間、浮遊するように移動し、最終的に浴室の鏡へと収束。鏡には触覚のようなものが数本残されていた。
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LLK-R.18.05
報告者:南部遥(秋田県・横手市)
日付:2018年2月6日
内容:
押入れの奥から「おいで」と繰り返す音声。音源を調査すると、古い座布団の中にリリッカの抜け殻多数。個体サイズが異常に大型化(推定12cm)していた形跡。音声の分析結果:音声は報告者自身の声の逆再生。座布団は回収不可(布地が液化)。
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LLK-R.18.41
報告者:本多孝太(岩手県・釜石市)
日付:2018年6月17日
内容:
祖母の遺品整理中、箪笥の奥から「リリッカ日記」と書かれたノートを発見。中には小学生の筆跡で「きょうは、リリッカとねました」「リリッカがわたしのあたまにはいった」と記載。日記の末尾にのみ、別筆跡で「まだいる。けれどもう私じゃない」という記述あり。
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LLK-R.18.93
報告者:山中鷹也(神奈川県・横浜市)
日付:2018年12月31日
内容:
年越しの瞬間、部屋の中に複数のリリッカが現れ、浮遊する形で「踊る」。映像記録あり。カウントダウンと同時にすべての個体が消え、部屋中に金属的な甘い匂いが残留。以後、山中氏は「自分の時間が1秒ずれている」と感じるようになり、複数の電波時計で検証を試みるも、誤差は常に1秒。
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リリッカに関する報告は2019年以降、ほぼ途絶えています。
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