嘗ての戦鬼は稀代の英雄になにを想う

@mineraru0720

第0話エピローグ

0話エピローグ

「ち、父上!」

1338年越前藤島にて、父は討死。

不利な陣地での合戦により、押し込まれている

自軍を立て直すべく前線にて奮起していたが、孤軍奮闘虚しく敵兵に囲まれ槍で串刺しにされ戦死した。

「何故!我々の策に従わなかったのだ!」 

かつて様々な合戦で策を弄し、主君に勝利を授けてきた相馬家であったが、最後の決戦では相馬家がこれ以上活躍し、戦後増長してしまうのを許すまいと御味方が相馬家の策を通さぬよう画策したところ、敵方の急襲に遭い崩壊した。

「忠国様、現御当主様討死!相馬家の全権はこれより貴方様に移りまする、如何にいたしまするか?」

(御味方は7割が討死し、有力な武家達は皆討たれた・・・もはや再起は不可能か・・・ならば我死兵となりて、父の仇を取る!)

「相馬騎馬隊精兵150騎に告ぐ!父の敵を取る全軍突撃ィィ!」

号令と共に騎馬隊が、敵方の中央に向かって駆け始める。

逆襲を予想だにしていなかった敵軍は動揺、前線は瓦解し父の敵である先駆けの歩兵隊を全滅させるのを成功させた。

相馬軍による騎馬突撃は、敵総大将のいる部隊まで突入することができたが、最後は敵軍による数多の矢の雨により失意の中全滅。

僅か150騎という寡兵ながらも2000の兵を討ち取った相馬軍、最後の一兵卒まで降伏せず戦い抜いた姿から、戦後相馬軍は藤島の戦鬼と恐れられた。

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