第3話 北面の斜面に咲くカタクリの花

カタクリは桜のほんの少し前にその花を咲かせます。

うつむき加減で控えめなその姿に気品を感じるのは私だけでしょうか。


決して春の主役にはなれなくても、その可憐な姿は十分に美しいですよ。


ややもすると片栗粉と何か関係が?

くらいの印象しかもたれなくても私が大好きな事を伝えましょう。


強すぎる日差しが苦手で、北側の斜面を選んで佇む姿が奥ゆかしい。

日本の春をひっそり彩る紫色のお花さん。

来年もまた会いましょうね。


里山の春は毎年来るのですから。

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