第12話
特定の生き物を集めた水族館が流行りだ。クラゲとかペンギンとか。無事に家庭教師のバイトを終わって、その家近くの水族館を訪ねた。そこは色々な種類のカエルを集めていることで有名なカエル水族館である。やっと行ける。今までは休日のバイトなのに、生徒が午前中は部活があったせいで、いつも午後から。終るのは夕方で、すでに水族館は閉まっていた。しかし、今日は、生徒が試験前なので部活は休み。だから午前中に家庭教師の仕事が終ったのだ。
カエル水族館の駐車場は車で一杯だった。やはり有名な水族館なだけある。僕の期待は高まる。
「本日分の当日券は完売しました。御予約はされていますでしょうか?」
自動ドアから中に入ると、受付の方が申し訳なさそうに声を掛けてくる。
な? 失敗した! ここは予約とかした方がいいのか! そんなに人気とは知らなかった。
「すみません、予約してないです…」
「御予約はインターネットでも、こちらでも受け賜わっております。土日がご希望ですか?」
「は、はい、そうですけど」
「ですと、御予約はずっと埋まっておりまして、5ヶ月先になりますがよろしいでしょうか?」
えっ? そんなに待たなきゃいけないの?
「ちょ、ちょっと考えます…」
僕は自動ドアからまた外に出た。
ポコッ。
スマホにメッセージが表示される。
<お兄ちゃん、カエル水族館はどう? (歯を出して笑うマーク)>
<さてはほぼ予約制だってこと知ってたね?>
<今日朝、お兄ちゃん、カエル水族館行ってみようかな、なんて呑気なこと言ってたもんね>
<そんなお兄ちゃんに朗報です! 今日のカエル水族館の予約チケットほしい?>
やられた!
<条件は?>
その日、僕はとある異世界の冒険者ギルドにいた。
「ここにいらっしゃるピピさんが、皆さんのパーティーに一時的に加入してくださいます。この方がいれば安心です。無事魔王城の中へと辿り付けるでしょう!」
このギルドで一番人気受付嬢のルーサさんが紹介してくれている。彼女が妹に依頼したそもそもの依頼主だ。しかし、彼女に申し訳ないが僕はこの依頼をまともに達成する気はさらさらない。
「み、みなさん、こ、こんにちは。ピ、ピピです。ランクE、Eなので、み、みなさんの方がとっても強いと思います。すごく足手纏いにならないよう、が、がんばります」
「は?」
ルーサはキッとこっちを睨む。こちらの狙いが分かったらしい。
紹介されたパーティーはざわつく。
「ランクEだと!! ホントなのかよ、ルーサ?」
「ププッ、 ピピってとっても弱そうな名前(笑)」
「クスッ、笑っちゃ失礼だよお」
「ルーサさんが、大丈夫っていうなら、信用するよ! でも危なそうだったらすぐ言ってね!」
この最後に話しかけてきた好青年っぽくて、まだあどけない男の子が、実はルーサの本命で、今回の依頼の目的。依頼内容は、この男の子を一週間死なないようにすることだ。問題なのは、この一週間以内に魔王を倒せとのお触れがこの王国にはご褒美つきで出ていて、この少年の所属するパーティーは、そのレースに行く気まんまんということだ。しかし、それを阻止する方法はない訳じゃない。
「ランクEなのはホントよ! でもそこらのランクSより、よほど役に立つんだから!」
「おい、ルーサが狂っちまったぞ。ランクSっつったら、オレらのパーティーの中どころか、今はこの王国の中にさえ一人もいやしねえんだぞ」
「プププッ、ハハハハハハ。ルーサさん冗談キツすぎ!ハハ。ピピでランクEのくせにランクSより役立つとか」
「ルーサ、フフ、わたしもちょっともうムリかも」
「みんな、可哀想だって。誰だってEランクから始めたんだから。最近冒険者に転向したのかい?前は騎士だったとか?」
「いいかげんにしなさい!」
ルーサは一喝した。
「このままだと、あなたたちは人数も足りない、ランクも足りない。だから、魔王の特別クエストには参加できないの!言ったわよね。魔王のクエストに参加できるのは、ランクが平均A以上の5人以上のパーティーだって。で、あなたたちが、どうしても参加したいっていうから、このピピを加えれば、特別に参加してもいいっていってあげてるのよ!」
そう。このパーティー、このままでは出発できないのだ。つまり、僕を加えることを最初から拒否する、または追放すれば、参加資格を失なって、魔王を倒す旅に出なくていいのである。当然、それが一番安全に決まっているのだ。もちろん、このパーティーの何人かは、一度許可されてしまえば、基準を満たさなくても、そのまま続行してしまうかもしれない。しかしである。
「でもよお、ルーサ」
「いや、ルーサさんのいう通りだよ。ルールを破ってまで参加しようとは思わない」
そう、ルーサの本命君は僕が追放されれば確実に魔王クエストは諦めるのである。
「おめえはまあ、そういう奴か。仕方ねえ。このピピって奴は一応入れてやる。けど、役に立たなかったら、すぐに追放だ。そんときは、おめえが参加をとり止めようとも3人でも行く! ほかの二人もそれでいいか?」
「分かったよ。ま、あたしは実力では絶対ランクS以上だし、なんとかなるっしょ」
「それなら、わたしはランクSSぅ!」
「SSってなにさ??」
「SのもっとSだよぉ!Sのもっと上のSってこと!」
「なるほどね、そんならさ、さっきピピがEEって言ってたのも分かるわ。Eのもっと下のE(笑)」
「ちょっとお、やめてってえ。せっかく笑いとまったのにい、クスクス」
こうして、このパーティーは理想的なスタートを切った。あとは、必要があれば、全く気づかれないようにパーティーを援護するだけ。もしかしたら、援護すら必要ないかもしれない。その方がよほど最もらしく役に立たなさを示すことができる。僕の予想では、二日以内に、リーダーの男により、追放の儀式が再開され 、多数決で僕と本命君は追い出されると思っていたが、意外とリーダーの男は忍耐強く、議題が再び掲げられたのは、三日目の夜だった。
「やっぱ、ピピ追い出そうぜ。明らかに何の役にも立ってねえ」
「でも、彼はランクEなのに、よくやってくれてる。足手纏いにはなってないじゃないか」
「そりゃね、そもそもあたし達、一度も魔物に遭遇してないんだから、足手纏いになりようがないじゃん?」
「不思議だよねえ、わたし前一人で来たときは、休憩する暇もなく魔物が現われて、それも強くて全然かなわなくて、逃げちゃったんだよお?」
「オレらは運がよかったのかもしれねえ。聞いてはいねえが、ほかのパーティーが既に来ていたのかもしれねえ。だが、それがこれからも続くってことは当然ありえねえ。だったらここら辺りで、役立たずは戻るべきだ。オレは道案内やリーダー」
「あたしは斥候」
「わたしは回復役?」
「でも「おめえは、運搬役と助言役、おれの補助で十分役に立ってる。でもあいつはよお。ほら、今もてめえのことを話し合ってるっていうのに、どこを見てやがるんだか」
ようやくリーダーの男がヒートアップしてきてくれた横で、僕は精霊に囲まれていた。当然ほかのパーティーメンバーには見えない。
「ピピ!!」
「ピピ、久しぶり!」
「ピピ、なんで言ってくれないのよ!待ってたのに!」
「ピピ、さっき、ランクS5級の魔物がまたどっかに逃げてったよ。最初は、なんであんな弱そうなムシケラ人間どもがここにいるんだとか言ってて、一気に走ってきたんだけど、途中でピピを見つけたとたん、震えだして!そのままUターンすると、来たときよりもずっと早く走って逃げてったの」
「ピピ、遊んでよお!」
(もう少し待ってて。たぶんもう少しで義務からほとんど解放されるから)
そう答えていると、外から別の精霊が来て言った。
「ピピ、魔王があなたを見つけた」
(え?? まじで? 来てもいいから、あとちょっと待ってって伝えて!)
「ピピ、魔王、来る」
フハハハハハハハハハ
天から声が響いてきて、天がどんどん赤黒くなる。
「なんだ!?なにが起こってやがる?」
「これは、もしかして?」
そして、天に巨大な彼女の偶像が現われる。
「ようこそ、よくぞ魔族の国へ参った。我は第15代魔王モーナ。といっても我の名はもう知っておるな」
「なんだと!??」
「この女性が魔王」
「すげえ魔力流れてきてるんだけど」
「びりびりするよお」
パーティーの面々が驚いている間に僕はパーティの荷物に隠れて、自分の影をなるべく薄くした。これでバレまい。
「おや、姿が見えぬな? 闇の最高権威の我に隠れんぼを挑むか? 面白い。ふむ、そこだ!」
天の偶像は一瞬で掻き消え、必死の努力にも関わらず、僕の目の前に彼女が現われた。
(僕、影薄くしてたはずだよね?)
「ピピ、あなたの隠すのムリ。 影強すぎ」
精霊に駄目出しされて、僕は、大きな溜息をついた。そして、観念して立ち上がる。
「モーナ、久しぶり」
「ピピよ! 何故もっと早く来ぬ! 我の即位式100周年はもう終わったぞよ!」
「ピピ!??? おめえのことを何で魔王が知ってる?」
「ピピ君?」
もはやパーティーの彼等の言葉は無視だ。
「どうせ、モーナはあれ、やりたいんだよね?」
「うむ、さすがピピよ! よく分かっておる!!」
「じゃあ、あの人達を安全なところに一時的に送っといて。全力でやりたいんだよね?」
「よく分かった。うむ、安全というなら、我の城の王の広間が一番安全じゃな。誰もおらぬし、扉を全て開かぬようにすれば、物を盗まれることもないじゃろう」
パーティーは転移されて王の広間にいた。
「ルーサの言ったとおり、確かに魔王城の中には入れた、ねえ、ハハハ…」
「うん、ルーサさんの言った通りだったよねえ…」
そんな中、僕と魔王は空中に浮かんでいた。
「精霊達はけっこう離れててね。今日はモーナは何縛りがいい?」
「おぬしが闇縛り、我が光と闇縛りではどうじゃ?」
「いいよ」
「ふん、この100年でおぬしの余裕を吹き飛ばせるようになったことを示してくれようぞ!」
その後、天には闇と、光の魔法が花火のように激突を繰り返した。いや、光と闇縛りって、モーナには全く縛りにはなってないよね、とも言えたが、モーナの魔法は面白く、見る価値があるとっても綺麗な魔法だ。モーナの全力が見たい僕にとっては、むしろ好都合だった。
数時間後、ようやくモーナが地面に降りたったので、僕もそれに続いた。モーナは玉座を召喚するとそこに腰かける。
「はっ、はっ、さすがピピじゃ。我の最新の最高傑作をも瞬時に見抜いて、相殺させるとは!!」
「いや、あれは相殺させないといけない魔法だったよね? 光魔法入ってたから、もし放っておいたら、ここら辺光浄化されすぎて、やばかったよ?」
「そうか、初めて使ったが、なるほど、この土地とは相性が悪い魔法じゃったか」
うーむと考えはじめるモーナに僕は本題を切り出した。
「それでちょっとモーナにちょっと訊きたいことがあるんだけど?」
「うん? なんじゃ?」
「その前に」
僕は自分とモーナを玉座ごと魔王城に転移した。
「おっ?」
「「「「な、魔王!」」」
そこには四人のメンバーがいた。
「ピピ、てめえ!」
「君はやはり魔王の手下だったのか!?」
「おっ、それはいい「違います! ちょっと皆は静かにしててね」
僕が左手を向けると、四人の足元から真っ黒い一人用のソファーが一脚ずつ現われ、四人がそこに倒れこむ。すると、ソファーが膨らみ、四人を取り込んで、手足を拘束、口も封じた。視覚と聴覚は残してある。
「おお!拘束がなければあのソファーは玉座より居心地がよさそうではないか!どうやるか教えよ! おぬしはいつも無陣形魔法だから全く分からぬ!」
「あとでね。それより、最近王国に侵攻しているってのは本当?」
「王国? あの隣りの国か? あそこへ侵攻? 我が攻めると?」
魔王モーナはそう訊くと、とたんに笑いだした。
「ハハハハッ、なんの冗談じゃ、ピピ! あんな土地、攻めて何の意味があるのじゃ? お主がさっき言ったではないか。ここの土地を光浄化するのは良くないと。ここには闇浄化された状態の方が、居心地がよい者達が住んでおる。反対に、あの土地はどうじゃ。女神の力が一番強く現われている土地、光の聖地ではないか? あんな所、近づきたいとも思わんわ」
「まあ、そうだろうとは思ってたけどね。うん、じゃあ邪魔したね」
「お? もう帰るのか? 」
「急ぎの用事があって、それを済まさないといけないから」
「そうか、またすぐ来いよ」
僕はモーナに手をふると、闇のソファー毎4人と自分を転移し、拘束を解除する。四人が一気にしゃべりだす。
「て、てめえ、今の転移はてめえが!? そんなバカな! ランクEにそんなことが」
「そんなことよりさ、魔王、王国のこと攻めてないって言ってたよ!これってどういうこと?」
「わたし、分かんないよお」
「魔王のいうことなんか、信用できるかよ! こいつ、ピピのこともだが」
「けれど、道中でもおかしなことはあった。王国は魔王がこの国を攻めてきているから、魔王のところに忍びこみ、魔王を倒せというクエストを出した。けれど、忍びこむどころか途中には魔王軍どころが、魔物一匹すらいなかった」
「違う道を進んだにちげえねえ」
「僕たちが通った道が王国から魔王城を繋ぐ最短経路で、ほぼ一つのまともな道だった。ここを使わない理由はない」
「でもよお」
本命君はなかなか考えてくれている。そして、闇のソファー、拘束が解放されても4人ともなかなか離れようとしない。そんなに気にいったのだろうか。早く解除したいんだけど。まあとにかく、こうなった以上さっさと仕事を終らせよう。僕は口を挟んだ。
「それより、なんで王国にランクSの冒険者がいなかったのか、不思議に思わなかったんです?」
「どういうことだよ?」
「王国には普段からランクSの冒険者は一人も常駐していないんですか?」
「いや、構成員がすべてランクSのパーティーである、TadanoS を含め、ソロも入れれば10数人はいる」
「なんで今はいないんです?」
「はっ! 知らねえのかよ! 隣の帝国でSクラス冒険者限定のとっても報酬がたけえ緊急クエストが出てるから、みんなそっちに行ってんだよ!」
「ちなみに、王国は最近新しい宰相か相談役を入れましたね?」
「そんなもん知らねえ」
「あ、知ってるよお。最近王国の宰相が新しい人に変わったんだってえ。新しい宰相になってから、わたしの属してる教会にも兵置けなくなって、新しい宰相やだなあって皆いってるんだよお」
本命君がソファーから立ち上がる。
「ま、まさか!! ピピ君が言いたいことって!?」
「ランクSの冒険者は帝国でたぶん監禁済み? それ以外の戦闘力のありそうな冒険者は平均ランクSのパーティでは到底生きて帰ってこれない魔王領域におつかいに行かされていて? そのクエストの締切終りには全員死んでいて、王国にはまともな戦力がなくなってて?ちなみにその期限っていつでしたっけ?」
「いまから4日後だよ」
「帝国から王国までの進軍はどのくらいかかります?」
パーティメンバーは計画立案役のリーダーを見る。
「だいたい、よ、4日後だ」
4人は一斉に僕を見る。
「さあ、ここはどこでしょう?」
目の前に非常に高い城壁に囲まれた立派な城塞がある。城塞の周りには広く深い堀が築かれており、橋がかかっていない。しかし、
ガラガラガラガラ
金属の鎖が動きはじめ、大きな鉄板が下がりはじめる。その隙間から、馬に乗った兵士達が大勢いるのが見えた。
「魔王さえ嫌がる強い魔物を受けつけない聖なる土地、それをかかえる王国ですか。そりゃあ、宰相をスパイに送り込んでも欲しいんでしょうね」
4人はあおざめた。そして、ソファーから一斉に立ち上がる。
「オレ、オレのかあちゃんがまだ王国に!!」
「あたしの新築の家が!」
「わたしの教会の子供たちが!」
「ルーサさん!」
「大丈夫ですよ」
僕は右手を鉄板に向けた。すると下っていた鉄板がまた上がりはじめる。
「どうなってる! 橋を下げろ、上げるんじゃない!」
「いえ、取っ手が勝手に動きだして。もはや触ろうとしても見えないものにはじかれてしまって」
「なにをおかしなことを言っている! ええい、こうなったら鎖を切断せよ!」
「鎖もすべての攻撃をはじいています。聖剣どころか、究極炎魔法ですら跡すらつきません!」
「なんだと!?? ただの金属の鎖なんだぞ!?」
鉄板のむこうが騒がしいが、どうでもいい。僕は4人を振り向いた。
「さあ、つぎは捕まっているランクS冒険者を助けに行きましょうか。 顔分かりますよね?」
4人は無言で首が折れまがるほどにぶんぶんと頷いた。
4日後、僕は冒険者ギルドの二階の応接室の応接セットに、ルーサと二人で座っていた。
「今日まであなたの本命君は無事でした。これで約束は果たしましたよ」
「本命君ってやめてよ…照れるし」
本命君が帝国の中でどう反応したかはルーサに伝えてある。それから、ルーサと本命君の仲は進展したようだ。
「でも、ピピ! あなた紛らわしいのよ! 最初はあなたが本気でサボろうとしてるんだって思っちゃったわ?」
「サボるなんて人聞き悪いですね。危ないところには行かないのが一番いいに決まってるよね?」
「彼がやりたいことはなるべく叶えてあげたいのよ」
僕はジト目を彼女に向けた。
「そんなことだから、帝国の侵攻も見抜けないんですよ。そもそもここ、あなたの国ですよね?天からぼけっと見てたならともかく、積極的に下界に下りてるあなたが、 一番目の届く場所で、一番情報も仕入れてて、どうして騙されるのか不思議でしかなかったんですけど。モーナが攻めてくる訳ないよね?」
「ふーんだ。そんなこと、分かんないもーん。魔王はわたしの創造物じゃないもーんだ」
この世界の女神ルーサは子供のようにそっぽを向いた。そのほっぺは、ちょっと前に堪能した水族館のカエル達のように、見事にぷくっと膨らんだのだった。
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