賢者はわかりやすく話す、は大間違い

加賀倉 創作【FÅ¢(¡<i)TΛ§】

⚠️暴言注意:悪い言葉遣いを本当にすみません⚠️

 ──賢い人って、バ力にでもわかるように話すよね〜


 大間違いである。


 だからバ力はバ力のままなのである。


 が、バ力にしたくてそういうのではない。


 これは警告である。


 先の文言を正すなら、一つには、「強欲な権者は、バ力にはわからないように話す」のだ。


 また二つには、「強欲な権者の手先は、バ力にわかった気にさせるように話す」のだ。


 そして三つには、「真の賢者は、バ力にはわからないように話してから、バ力にもわかるように話す」のだ。


 どういうことか。


 大衆の敵は、高度難解複雑怪奇な手練手管を曖昧模糊に弄する(調べていただけただろうか?)。


 どれほどの知を抱えているだろうか?


 法律とその用語とその運用について、どれほど知っているか?


 政治然り。税金然り。社会保険然り。投資(ほぼ投機である)然り。医学含む科学然り。


 わからないから、嵌められ、騙され、搾取されるのだ。


 敵の使う語彙と論理を知る。


 手口を知る。


 敵の手口を、敵の手口そのままに知る。


 「◯◯わかりやすく」などと検索窓に愚問を放り込む日々を続ければ、一生奴隷のままである。


 知らない、できない、わからない、難しい、のではない。


 やらない、やる気がないのだ。


 未知に充ち満ちる獣道に近道などない。


 まず純粋本物の情報を知り、自らの顎で力強く咀嚼するのだ。


 他人が加工処理プロセスしたものはしばしば歪められている。


 可能な限り、より真実に近いものを求める。


 さすれば偽物イミテイションではない、天然宝玉の輝きに光るだろう。

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