完全攻略
「な、何故私が不俱戴天の敵と性行為をしているんだぁァァァァアアアアアアアアアアアアアア!?」
壊滅した魔女教のアジトにて、魔女の絶叫が響き渡る。
「……うるさいなぁ。僕は気持ちよく発散して眠たいんだよ。寝させてよ」
「は、は、発散……は、破廉恥だ!?」
「めっちゃマイルドな言いかたでしょ。流れで僕とヤった奴がそんなこと言うなよ」
「わ、私はかなり長い間生きてきたが、こんな破廉恥な男はいなかった……ッ!?何を考えているのだ。貴様は。長年この世界に蝕み続けた魔女たる我を生かし、弄ぼうなどと……ずいぶんと命知らずだな」
「ハッ」
脅すような魔女の言葉を僕は鼻で笑う。
「僕に何されたかもわからん奴に言われても何も怖くないね」
「……ッ!?」
「気づいていないの?既に君の魂は僕の魔法によって縛られている。もう好き勝手出来ないよ。今、君が何処にいて、何をしているのかもリアルタイムでわかるようになっているしね」
「んなっ」
「それに、元々持っていた武器をすべて失った君に出来ることなんてないでしょ。無能へと成り果てた今の君には何も出来やしないさ」
「わ、私の強みは己の魔法の腕だぞ!?」
「僕に負けたじゃん」
「何なのだお前はァ!?明らかに強すぎるだろう!?まだほんの餓鬼だろ!?」
「まぁねぇ」
魔法を使うのに必要な魔力量というのは生まれ持った段階で上限が決まっている。
完全な才能の世界だ。この才能の世界において、僕は中々に特別。魔力量は魂の強さによって決められているようで、肝心の僕の魂はというと、異世界人だからというのもあるのか他の人の魂と比べて特別かつ強靭だった。
僕の魔力量は規格外だ。
それが僕の魔法の腕に繋がっている。なんか、ズルをしている気分だね。
「……な、何なのだ。お前は」
「もう既にお前は終わった人さ。さっ、僕は疲れて眠いんだ。結構ずっと戦っていたから。寝させて」
「ぐぬっ……」
「ほら、お前だって処女を今、失ったばかりで疲れているだろう?大きな声で喘いで辺りをびしょびしょにしていたし。眠りなよ」
「う、うるさいっ!?もういい!私も寝てくれるわァっ!」
「うん。大人しくそうしてて。おやすみー」
「……何故、何故だ。何故、こんなことのなった。あの日、私はこうなることを予見して動き始めたわけじゃないぞっ。それが、何故っ」
「うるさくしないでねぇー」
「……」
布団をかぶった僕は魔女を隣にしたまま瞼を閉じてゆっくりと安眠へと沈んでいくのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます