詩 枯れ尽きた大地
仲仁へび(旧:離久)
第1話
「私たちを心配してくれた巫女様はもういない」
「茨の檻の中でどれだけ失望していたことだろう」
水のナイ大地 緑のナイ大地
人もイナイ大地 心のナイ大地
かつて豊かだった緑の世界
色とりどりの花が咲き乱れる世界
今はもう 見る影もない
雨のフラナイ大地 植物のハエナイ大地
誰もイナイ大地 感情のウゴカナイ大地
人々は間違えた
残り僅かな水を奪い合った
分け合えば十分に余る水を
事態に対処する時間も十分に余るはずだったのに
「巫女だけは最後まで言葉を投げかけてくれていたのに」
「私達は最後まで耳を貸さなかった」
「その代償が目の前にある大地だ」
詩 枯れ尽きた大地 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます