第15話 方程式という名の矢印
もっと言えば中学受験からそのような問題に当たっていると言われればその通りですが、ここでは、中学校以降で習う「方程式」について、そこで矢印の示している役割を述べてみます。
まず、一次方程式。
4x-1=15 ・・・ 1
4x=16 ・・・ 2
x=4 ・・・ 3
このように、1ないし3の順番通りに謎の文字xに入るべき数字を特定する作業を習いますね。これは、直線上の点と線の関係。別に、松本清張の作品ほど厄介な話ではないけどね。それは置いておきましょう。
要するに、x軸上の特定の数値に矢印を施す作業と言えませんかね。
先の例は一元一次方程式でしたが、これが二元、すなわち方程式の文字が2個以上となった場合、xとyそれぞれの数値を特定する必要が生じます。
ここで例は出しませんが、xとyのどの数値にそれぞれなるかを特定し、そこに矢印を置くのが、いわゆる「連立方程式」をもって施す作業です。
これが二次方程式ともなれば、xだけで回が2個、1個、はたまた0個という場合も発生してきますが、その場合は、矢印の数が増減するだけの話。何次方程式になろうと、そこは一緒というものでしょう~専門ではないのでこの辺で。
さらにこれ、平面だけでなく空間ともなると、x、yに加えてz軸も発生するというもの。その三次元空間上の特定の点を見つけることに相成るわけですけど、それでも根本的には同じこと。~もうボロが出かかっているからやめろとの仰せがあちこちから入ってきそうですので、やっぱ、数学はここまでです(汗汗)。
ただ、三次元ともなってくれば、その矢印の行きつくところは一緒であるとしても、その出先は実質無限に設定できることにならないでしょうか。
「真実はひとつ」
確かにそのとおりかもしれませんが、その真実の見え方やその見え方の根拠ともなれば、人によって全く違ってくるように思えますが、そんなことに意識を向けるのは、私だけでしょうか❓
次回は、そんなところで少し話をしてみましょう。
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