秘茶セリフ集

秘茶

セリフ 1〜20

1 お菓子の家

「甘い匂いのクッキーに、ふわふわ綿菓子!こっちにはグミに、チョコレート!本当にあった!私が夢見たお菓子の家が!…いや、でも待って。はしゃいで大丈夫かな?誰かの家じゃない?どっかの童話みたいに罠だったりする?…ま、一口食べてから考えるか!」


2 月

「貴方、月が見えるの?…そう、羨ましい。黄金で光り輝いていてとても美しいんでしょう?私の目に映るのは、ただただ何も無い闇。色を知らない私だけど、黄金という言葉はとても荘厳そうごん美麗びれいで、なにより心惹かれる。音がこんなに素晴らしい響きなんだもの、色もさぞかし美しいのでしょうね。一度でいいから…見てみたい」


3 お姫様

「…お前は、何故そこまで妾を楽しませてくれるの?仕事だから?それとも…なにか他の理由がある?…すまない。良くない聞き方をした。聞き方を変えようか。お前は…妾を何故そこまで愛してくれる?城では見事に腫れ物同然の扱い。そんな妾にしっぽを振っても、残り物にありつけるくらいで褒美は得られぬよ?それでも良いと、お前は言うのか?…ははっ、とんだ物好きだな、お前は」


4 お祭り

「あら、いらっしゃい!今日はお祭りよ!ずっと待ってたわ!みんなと会えるでしょ!みんなと遊べるでしょ!みんなと楽しめるでしょ!うふふ!本当に待ち遠しかった!一年に数回しかないお祭り、いっぱい楽しまなきゃ!だって…お祭りは、神を喜ばせる行事だもん!さぁ、人間達ぃ!神を、我を楽しませよ!」


5 所詮、不完全

「ワタシは、あくまでご主人様がお造りになられた人工知能搭載型不完全人形AIとうさいがたディフェクティブオートマタです。故に、感情の機微には疎い。なので、今ここでご主人様にかけるべき最適な言葉をワタシは知りません。あくまでワタシが知っているのは、ワタシの脳内に存在する数多のデータベースを参照し、最も最適と思われる答えを提示することのみ。それを前提として…私は貴方様の愛には答えられません、と申し上げておきます。誠に申し訳ございません」


6 The 社畜への偏見

「はい、申し訳ありません。はい、それに関しましては、私が至らぬばかりに…はい、はい…失礼します…

…はぁ…うっるせぇんだよ!クソハゲ部長がよぉ!!一遍いっぺんくたばれや!!ほんっとマジクソ野郎が!!だぁれのおかげで昇進できたと思ってんだよ!!部下を労えや!!ッね!まじでッね!

…ンンッ、ふぅ、スッキリした」


7 親の愛

「私には、幼い頃からの夢があった。いつか、世界の巨悪を討ち果たす、そんな勇者になるって。だが残念なことに、勇者は私ではなかった。さらに残念だったのは、自分が気まぐれで拾った孤児が、偉大な勇者になったことだ。自分で言うのもなんだが、私には全てがあった。望めば手に入った。そんな私が喉から手が出るほど欲したものは、下賎な孤児に奪われた。それが…ただひたすらに腹立たしかった。しかし孤児は、勇者は、私を実の親のように慕ってくれていた。あの子を殺せば自分が勇者になれるのでは、なんて…くだらない妄想に耽ける愚かな私に…彼は、親としての愛を教えてくれたんだ。だから、私は彼を裏切らないよ。彼は、あの子は、勇者であり私の大事な子供だからな」


8 閑古鳥が鳴く

「売上は…ハハッ、相変わらずだな。赤字にしかならねぇ…おいおい、カッコウが五月蝿く鳴いてやがる。こんなに都合もよくカッコウが鳴くとか、今後も売上は変わりそうにねぇな…」


9 厨二病

「ふっ…我を呼びだしたのは貴様か?我を呼び出す…なんとも贅沢なことだ。貴様ごときの為に能力フォースを使わせようとは…ふっ、だが面白い。数多あまた下僕サーヴァントを従える我は堕天使ルシファー!今夜の月が欠けるまで、貴様とのこの契りを、ぎゃあっ!!な、なんだよ!いきなり部屋入ってくんなよ!クソバ、痛ってぇっ!!ち、ちげぇよ母ちゃん!悪かったって!!」


10 ヨイガマワル

「あぁ…お酒、美味しぃ…んぇ?あは、あはは!酔ってないよぉ!お酒が美味しいからぁ…どーんどん呑んじゃうのぉ!それに、いいでしょぉ?もう…ヨイハマワッテルし…ぅん?あはっ、ちがうよぉ。酔っ払うほうじゃなぁくぅてぇ…宵が回るってのは、夜が更けるねぇってはぁなぁしぃ!ふふぅん!まぁたひとつ賢くなりましたぁ!うふ、うふふ。賢くなれたことを祝してぇっ!ほらぁ、もっと呑めぇ!」


11 悪役

「救ってご覧よ、この世界を。君は皆から愛され、尊敬される…そんな偉大なる勇者様、だろう?なら、この惨状もどうにかしてご覧よ!できるでしょう?できるよねぇ?だってだってぇ、勇者様、だもんねぇ!?アハッ!哀れだねぇ…所詮お前は、周りがすごいばっかりに勘違いしちまっだけの…ただの馬鹿野郎だってことだよ!!アハハッ!!」


12 欲しかったもの

「え?違う違う。俺が欲しかったのは、世界を救った英雄だなんて肩書きでも、周りから崇め奉られるような立場でもない。ただ、力が欲しかった。俺はあの人に憧れて、あの人みたいに力を使ってみたかった。別に人助けとかじゃなくて、ただ力を自由に使っていたのが、ひたすらに羨ましかっただけ。それに後押ししてくれたのはアンタだろ。今の自分に満足するなって、そう言ってくれたから俺は、自分でも理解できないほど強大な力を得れたんだ。これでも、感謝してんだぜ?」


13 二重人格

「人、殺し?私が?ち、違う…違うわ!だ、だって、わた、私は…

…そう、だね。私がやったよ。私が殺した。でも、しょうがないよね?だって、あの男は自業自得だよ。私を…主人格アノコを傷つけた。それだけで、殺すには十分な理由だよ」


14 強欲の化身

「私の…理想の彼氏?うーん…そんなに願うことはないけど、まあ強いて言うなら…

高収入で高身長で高学歴なのは前提としてあとは浮気もしないで私のことだけを何よりも考えてくれる人で私が欲しいって言ったものはどんなに高くても買ってくれて綺麗で可愛くて美しい私だけを一番に考えてくれる…ああ、あとは顔面偏差値は当たり前のように百点満点以上で優しくて束縛なんかしないめんどくさくない男の人…かな?」


15 勝利の末の涙

「やった…やったんだ…ハハッ、やった、やったぞ!ついに、ついにやったんだ!悪しき魔王を、討ち果たしたんだ!...ハハッ、アハハハッ、ハハ...ハッ、クソが。喜べよ、心の底からぁ!なあ、喜べよ!俺!何泣いてんだよ…泣くんじゃねぇよ…アイツらの、為にも…喜ばなきゃ、なんねぇんだよ…!」


16 勇ましい人

「恐れを無くす方法…?そうだな…恐れを、受け入れることだろうか。恐れは恥ずべきものではない。むしろ誇れ。恐れを感じなくなった時、人じゃなくなる。その恐れが「人」を強くすると、もし気づけたなら…お前は、きっと強くなれるよ」


17 死人に口なし

「つまりは、私の犯行を裏づける証拠とやらを持っていると、そういうことかい?そうか、それは困ったね。その証拠を君が警察にでも提示すれば、私は絶体絶命になるわけだ。うん、そうか、仕方がないね。それならば、私が次にとるべき行動は、そうだね…知っているかい?死人は開く口を持たぬのだよ?」


18 不幸自慢

「ねえねえ聞いてよぉ〜私ねぇ?またこわぁいことがあったんだよねぇ。驚かないでほしいんだけど、宗教勧誘されちゃったんだよぉ!どう思う!?宗教勧誘された時さぁ、もう私怖くて怖くて仕方なくてさぁ!何とか帰ってもらったんだけど、なんかチラシ?みたいなの渡されてさぁ…それに書いてある意味が、全っ然分かんないの!何言ってるかわかんないのに、なんで宗教なんかにハマるんだろぉねぇ〜」


19 幸せ自慢

「へぇ、それは大変ね。とんでもない不幸だわ。そんなアンタには私の幸福のお裾分けだ。なんと、聞いて驚け。私、初めて宝くじで一等当たったの!すごくない!?マジテンパったよね!だってさ、正直言って一等なんてあってないものだと思ってたからさぁ…私、超焦っちゃって。換金してもらう時に、なんでか知らんけどスクラッチ買ったんだよねぇ…しかも、こっちも一等。怖くねっ!?私もうじき死ぬかも〜」


20 ツキミザケ

「昔、住んでた家に縁側があってね。母親は風流な人だったから、よくツキミザケだなんて言いながら、そこに座っていつまでも呑んでた。でも、幼かった私には何杯も酒を呑む理由が分からなかった。だって、酒の味はいつもと同じだから。それがどうしても気になって、母さんに聞いたの。「なんでそんなに月見酒が好きなの?」って。そしたら母さん、「月を呑むのが美味いんだ」って言ってた。あの時はよく分かんなかったけど…多分、母さんがしてたのは月見酒つきみざけじゃなくて、月味酒ツキミザケ、だったんだろうね。酒を注いだら、液面えきめんに映る月が、母さんには堪らなく美味かったんだと思う。だから、私も母さんの真似をしてツキミザケをする。母さんの気持ちがわかるようになったら、大人になったって感じするでしょ?」

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