神の悩み兼遊戯

ゲーミング地中海

神の悩みと遊び道具

その世界には神がいた。


その神は今、暇を持て余していた。


あるとき、神は興味深い存在を見つけた。


そのもの、人でありながら数々の世界線、つまり並行世界を滅ぼしていた。


数多の災害や事件などの引き金となっている。


神も見逃せないほどに。


このまま行くと全て滅ぼされる勢いであった。


そのため、神はこうした。


ただただ消すのも面白くない。


彼は多くの人から恨まれていた。


そのうち1人にある呪いをかけさせた。


滅ぼせる"はずだった" 世界線の追憶。


死の直前だけ、見せてどうなっていくのか、それを楽しむとしたのだ。


一つ、ここで神は見逃していた。


神は全知全能ではない。


神は舐めていた。


極限状態の人を。


それが後々神をも脅かすなど、思いもよらなかった。

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