family②

警察との手続きを済ませわたしは再び家へと帰った。

辺りはもうすっかり暗くなっていた。

いつも通りリビングへ。

お母さんもお父さんも

異臭も

もうない。

ただ空っぽ。

何もない

私も

何もない

私の両親はとてもやさしかった。

いつでも私の味方だった。

お母さんの作る料理。

お父さんが教えてくれる勉強。

もうすべてない

私は、私は

何?

わからない

ねえお母さん、お父さん

私これからどうすればいい?

だれがお母さんとお父さんを殺したの?

お母さんもお父さんもずっと私の味方でいてくれるかな?



ガシャーン!!!!!



!?!?!?!?!?!?

何?????

次は私が殺されるの?


「おい」


割れた窓から聞こえる男の人の声


誰?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る