568年前 3

「ふぅ..こんなものかな?上手くやってくれるといいなぁ... ニヤリ..」

カチャン...ガチャ...ザッ_ザクッ


セルフィは昨日の一件で王城の地下牢に閉じ込められていた

ローランはセルフィが閉じ込められている地下牢の下に通路を作った

そのため、床が壊れやすくなっているだろう

セルフィは性格は悪いが力では勝てる者はいないだろう

結局、セルフィの良いところは力だけだったのだ


次の日

「クソッ!!あんのババァ...ハメやがって!早くここから脱出しないと!!

この私がこんなボロいとこにいるだなんて!」

地下牢は厳重な警備がいる

もちろん、セルフィは武術の天才であるためにセルフィの部屋には強めの警備が2人いる


「もーーー!!!!!何ここ!まじで汚いんだけど!!早く家に帰りたい〜〜〜!!!!」

地下牢でセルフィはいつまでも駄々を捏ねていた

そのためか、警備は離れることが多かった(うるさかったから)

「あのイケメン警備いないじゃん!あ、脱出できるかもっ!今のうt__」

バコーン!!!

「な、何これッ!!!通路!?」

セルフィのたいj...床の強度があまりにも脆かったため、床が壊れてしまった

ローランが作った通路に偶然、落ちてきたのだ


バタバタバタ...

「ヤバいっ気付かれる!早く行かないと!!」

タッタッタッタ______

「!これって___地上!!....脱出したんだ!やっぱり私は間違ってなかった!

大天使様は私に味方してくれたのね!!」

「どこだ______どこに逃げた___」

警備の人達の声が微かに聞こえてくる

「あ、!は、早く逃げなきゃ!______あれ、でも...私は間違ってないし、逃げる必要なんかなくない?....そうだわ!閣下に抗議しに行こう!あのクソババァが間違っているだけなのよ!!」

そうやってまた、自分が正しいと思い込んだ

そして、セルフィは光のような速さで王城に向かった


「ふぅ...ここね...閣下の【部屋】は...」

セルフィは王の部屋に行った

コンコン...

「うむ?誰だ」

「えっっと...あ、め...メイドの者ですが!入っても...?」

「うむ...?何も頼んではいないが...何の用じゃ?」

「あぁ〜っと、あ!飲み物をお持ちしました!(てか、なんでメイドの真似を...?

パッとしちゃったけど...)」

「あぁ...頼んでいたものだな。入って良いぞ」

「は、はい」

ギィィィィ...

「....!!せ...セルフィか!?な、なぜ...」

「....お久しぶりです。閣下...閣下!私が、なぜ...ここに来たか分かりますか?」

「う...うむむ...も..もしや...我と夜をとm______」

「抗議しに来たのです!!」

「あ、え...あぁ...そ...そうか.......で、なぜ抗議しに来たのだ?

もしや、あの一件か?」

「....!は、はい!そうです!閣下!」

「流石にあの一件は見過ごせぬぞ?ま..まぁ...【アレ】をしてくれるというのなら..話は別だがな...グヘヘ....」

(きッっも!このエロジジィ!私の体目当てかよ!ガチで無理だわぁ...!!)


「あぁ.........えと.....【アレ】って....まぁとりあえず置いといて、

私を釈放してください!!私は何も悪いことはしていません!!信じてください!」

「.......お前が【アレ】をしてくれないのなら、お前にもう用はない!」

「...........は、?え...ちょっと....ねぇ!待ってよ!おかしい....おかしいわ!

何それ!?おかしすぎない?!体目当てのクソジジィのくせに!

私の計画が台無しだわ!こっちだって...釈放してくれないならこの国なんか

....この国なんか...滅ぼしてやる!!!」

「!!!や...やめんか!!!我の国民に何をする?!」

「まずは....閣下...お前から!!!」

「や...やめろ___!」


「これは...ダメだな..この国が崩壊する...あいつは思っていたより強欲だったらしい

思い通りにいかないと少し悔しいものだ...」

ローランが乗っていた木には少し温かみが残っていた____

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人間界隈 shio @shino1104

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ