第17話 極上ハーレムと今後の方針
「えー、今から今後の方針を発表する」
ハイザーランド王国の王女――アイリスも俺のハーレムに加わり、今のところ全てが順調だ。
しかし、今後も順調とは限らない。
だからこそ何があってもいいように備えるか、そもそも何も起こらないように上手く立ち回る必要がある。
そこで俺はルーシアたちにそれぞれ役割を与えることにした。
「まずルーシア、ロリエッタ、アイリスの三人は別行動だ。王都に戻ってほしい」
実は前にロリエッタから聞いていた。
この森に『脅威』が現れると旅の占い師が予言した、と。
『脅威』とは間違いなく俺のことだろう。
襲ってきた冒険者や騎士を始め、最近は村まで滅ぼしちゃったし。
これ以上目立てばハイザーランド王国が魔王軍との戦争を後回しにしてでもこちらを潰しに来るかも知れない。
いくら銃というアドバンテージがあるとは言え、兵器開発はいたちごっこだ。
そのうち銃の使い方や火薬の製法を解析され、そのアドバンテージすらいつかは失ってしまうだろう。
ましてやハイザーランド王国は大陸で五本の指に入る大国らしい。
ただでさえ物量は侮ってはならないのに、国力を総動員して銃の研究を始められたら俺たちに勝ち目はない。
だから銃だけに頼っていてはいけないのだ。
「そこで三人には情報戦を仕掛けてもらう」
「「「情報戦?」」」
「要は国の偉い人たちに『脅威』は退治したと伝えてもらいたい」
ルーシアはアイリスの護衛を務めていたことがあるらしいし、ロリエッタは王様と古くからの知り合いだ。
アイリスに至ってはその王様の娘である。
彼女たちの口から『脅威』は退治したと言えば、誰もその言葉を疑うことはないだろう。
しかし、ここでルーシアたちが抗議してきた。
「つ、つまり、しばらくアース様と会えないということか!?」
「嫌なのじゃ!! ダーリンと離れ離れは断固拒否なのじゃ!!」
「わたくしをモノみたいに扱われて喜ぶ変態マゾにしておいて無責任ですわ!!」
絶対に嫌!! と首を横に振る三人。
仕方ないので、俺は三人が納得するまでめちゃくちゃにしてやった。
「はあ♡ はあ♡ わ、分かった♡ 私はアース様のために頑張るぞっ♡」
「帰ってきたら儂と一週間はイチャイチャエッチじゃぞ♡」
「ま、まあ、特別にっ♡ 特別にお願いを聞いて差し上げますわっ♡」
「皆が納得してくれてよかったよ」
正直、俺にも不安がないわけではない。
不完全なものだったとは言え、ミディエラが自力で淫紋を解除した事例があるからな。
今は毎日のように全員を抱いているから分からないが、長期間放置することで淫紋の効果が弱まってしまうかも知れない。
それは俺としても避けたいところだ。
そこで先日、ルーシアがアイリスを『説得』した時に起こった現象を利用する。
「しばらく会えない三人には俺のことを忘れないように、コレをプレゼントしよう」
「む。アース様、それは……?」
俺が懐から取り出したのは、一見すると金属の棒のようなもの。
見た目は完全に金属だ。
ぶにぶにとした不思議な感触だが、芯があってかなり硬い。
まあ、アレだ。俺の息子を模したアレである。
「イコのー、監修ー。太さもー、硬さもー、長さもー、肌触りもー、完全再現したー。名付けて『聖剣アース』ー」
制作者はイコである。
彼女の持つ錬金術師としての技能をフル活用して作ったものだ。
「お、おお!! これでいつでもアース様を感じられるのか!!」
「むふふっ、ダーリンのダーリンがいつでも傍にあると思うと興奮するのじゃ!!」
「ふ、ふん、仕方ないので毎日使ってあげますわ!!」
いやまあ、うむ。
渡しておいて何だが、こうも喜ばれると逆に反応に困るが。
「とにかく、コレで毎日互いを慰め合ってくれ」
淫紋はまだ分からないことが多い。細かく検証している時間もない。
だが、確実に分かっているのは『淫紋を持つ女が他の女とエロいことをしても淫紋が発現する』ということだ。
もし淫紋が時間経過で解けるとしても、この方法なら俺が近くにいなくても問題ない。
「三人の方針はこれでいいとして……。次はイコ、ニコ、ミコだ」
「何でも命令してー、ご主人さまー」
「オ、オレもご主人さまのために頑張るにゃ!!」
「商売なら任せてや!!」
ネコミミ娘たちはやる気満々らしい。
「イコは村に残って火薬と銃の量産、その他の武器の生産を頼みたい」
「了解ー」
ずっと銃に頼っていてはダメだが、使える武器が多いに越したことはない。
幸い、俺の頭にはアイデアが山ほどある。
俺とイコでより強力な武器を生み出して今後の戦いを有利に進められるようにしたい。
「ニコもイコ同様、村に残ってもらう。ゴブリンたちの戦闘訓練を頼みたい」
「オレの戦い方はルーシアのと違って独学にゃ。大丈夫にゃ?」
「ああ、ルーシアもニコの戦闘技術の高さは認めている。お前にしか任せられない」
「っ、が、頑張るにゃ!!」
最後はミコだ。
「ミコはルーシアたちと一緒に王都に行って、イコの兵器開発に必要な資材や食料の調達を頼む。それらを村に届ける時にルーシアたちの近況も教えてほしい。あとこれはイコの分の『聖剣アース』だ」
「おおっ!! おおきに!! これで夜も寂しくないですわ!!」
聖剣アースを受け取って喜ぶミコ。
これで喜ばれるの、やっぱり絶妙に恥ずかしいんだが。
……まあいい。
「あともう一つ。完全に俺の個人的な頼みだが、いいか?」
「うちが断るわけないやん!! 何でもうちにお任せやで!!」
俺が秘密の頼み事を耳打ちすると、ミコは少し渋い顔をした。
「う、うーん、ハイザーランドの法律ギリギリやな」
「難しいか?」
「いや!! 他ならぬご主人さまの頼みや!! うちにどーんと任せとき!!」
これで主な役割発表は終わった。
その時、静かに役割発表を聞いていたミディエラがそっと手を挙げる。
「わたしは何もないのかしら?」
「いや、ミディエラには重要な役割がある。村に向かうアイリスに危険を知らせたスライム――プルルの捜索だ」
「あらあら……うふふ、たしかに森に隠れるあの子を見つけ出すのはわたしにしかできないわね」
そう、これも重大な問題なのだ。
アイリスの話によれば、村に続く道の途中で一匹のスライムが道を遮ってきたらしい。
そのスライムの名はプルル。
ミディエラが手懐けていたスライムで、かなり知能が高そうだ。
正直、このまま何もしないで放置しておくのは怖い。
「それじゃあ、明日から行動開始だ」
「ではアース様♡ その、さっきも抱いてもらったが……♡」
「しばらく会えなくなるのじゃ♡ 明日の朝まで時間いっぱい儂らをめちゃくちゃのアヘアヘにしてほしいのじゃあ♡」
「わ、わたくしも混ぜてくださいましっ♡」
「皆だけずるいー♡ ご主人さまー、イコも可愛がってー♡」
「オレも後ろからいっぱい突いてほしいにゃ♡」
「ちょっ♡ イコ姉ちゃんとニコ姉ちゃんはずっと村におるんやからええやんっ♡ 遠出するうちが優先やっ♡」
「あらあら♡」
その日、全員の足腰が立たなくなるまで激しいエッチをした。
しばらくこの極上のハーレムプレイが味わえないと思うと俺も寂しくて、ついついハードなこともしてしまった。
結局、ルーシアたちがハイザーランド王国の王都を目指して出発したのは数日後であった。
―――――――――――――――――――――
あとがき
どうでもいい小話
作者「聖剣アースの下りはもう自分で何を書いてるのか分からなかった」
ア「草」
「聖剣アースは笑った」「なんやこのハーレム、羨まけしからん」「次のターゲットは誰だ!!」と思った方は、感想、ブックマーク、★評価、レビューをよろしくお願いします。
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