提案書『源氏物語クロノス~超式部の涙』

■ タイトル・概要


作品名:『源氏物語クロノス~超式部の涙』


大阪の商人の娘・初音(十四歳)が、平安京で女房として出世しながら「性と文化のすべて」を学び直す、“文化的エロス教育物語”。

前半は《平安文化のガイドブック》として、《楽しい大阪弁女子トーク》を通じて世界観を伝える。

後半はその基礎知識を活かした官能文学、エンタメとして展開。


今回は、公募にあわせて一〇万文字で区切りよく調整。

現時点でエンディングまで存在して提供可能。


■ あらすじ


グローバルな知識を身に着けた、大阪の商人の天才初音(十四歳)。

平安京に住む才女・桐子姫に目をつけられて、女房となる。

初音は、「京文化」「和歌」「香道」「夜這い制度」などを学習。

才を認められ、超式部へ改名。そして、光源氏と初体験を済ませる。

その後、紫式部と出会いインタビューを受ける。

そして、《ブサイク》として、月刊『源氏物語』に記述される。(了)



■ 『源氏物語クロノス』の世界観とビジネスコンセプト


・高校生以上「源氏物語を学ばなくてはいけない、学びたい」人間が、毎年受験勉強や大学研究で、《自動的に発生》します。毎年商機が繰り返し発生するのが強み。『平安時代』には、一過性の消費コンテンツになりにくい、強靭さと豊かさがあります。


・《毎年、自動的に増える平安時代のファン》を取り込み、そこから「源氏物語の二次創作系ファンタジー」を派生させることで、「アカデミック+ファンタジー」の市場を広げることを、最大の狙いとします。

(『漫画でわかる日本の歴史』の、さらに過激なバージョンが、本小説です)


・本作で「説明が長すぎる、ライトノベル的ではない」と思われる部分があるかもしれません。

しかし、入り口を「ライトノベルっぽく」しすぎてしまうと、アカデミックな平安時代のファンや「手っ取り早く勉強したい」という層が逃げてしまう。

SNSに散見されるように、「妄想だけのライトノベル」は、アカデミックや教養を求めるファンからは、《嫌われる》傾向があります。どちらを優先して、先に取り込むのかの戦略が異なります。

今回は「ある程度、平安時代を《勉強する覚悟》がある方」を、取り込めるバランスを目指して調整しました。


・『源氏物語』の《恋愛ドラマ性》を優先して表現すると、《少女漫画的な恋愛ドラマ》に興味がない男性が、早々に離脱してしまう。これは、NHKの『平安時代をテーマにした大河恋愛ドラマ』や、過去の『平安恋愛マンガ』等で、限界があきらかです。そのため本作では、少女の《初体験》を軸にしています。これは、ファンタジーではなく、現代でも女性とその家族が《考えなくてはいけない出来事》です。これにより、《人間の成長》、《現実的な恋愛・結婚戦略》に興味を持つ、より多くの人々の興味関心を惹き続けられます。


・《スマホ・作法・セックス優先》の《現代的な恋愛》は、平安時代と連動している要素も多い。これは結婚・恋愛を考える幅広い男女共に、興味を持てる内容です。

平安時代の宮廷の人々が気を配った「和歌(手紙)」「香道」「書道」「着物の着付け」「夜這い制度」は、現代の価値観とも完全にシンクロします。なぜなら、平安時代が、《日本の上品な文化》の原点だからです。《天皇家の作法》とも直結しています。ですから、この《伝統的な感覚》は未来永劫に消えません。また、これが《日本の文化》ですので、国際的な興味・関心も、未来永劫に、惹き続けることができます。


・「和歌」「香道」「書道」「着物の着付け」「夜這い制度」など実在文化を、《大阪の商人少女》の視点でリアルかつ《笑えるトーク》に変換しています。ここに、日本に現存する「家元・達人」らを「インタビュー、対談」で呼び込むことで、より楽しくリッチな『学習コンテンツ』として展開します。

(声優アイドル+家元の《笑えるトーク》)

YOUTUBEでは、日本文化に根差した「家元・達人」らが「自前」で、ファンを獲得しようとしています。ですから、『源氏物語クロノス』を提供するIP側がすべて企画・設計しなくとも、「家元・達人」と協力しあうことで、自動的に、ファンが広がります。


・平安時代を面白く理解してもらうために重要なのは、『平安時代の《核》』を、出来る限り、《手っ取り早く》伝えることです。細部は《後回し》で良い。そこで本作では、本作の「1~10話」が《平安時代のガイドブック》として機能させました。

11話以降は、創作として《ハチャメチャ・ドタバタ・嘘》も踏まえて、ダイナミックに展開します。これは《本作を土台として、二次創作のサンプル》として考えてください。

※ 『本作』は、応募要項の文字数の制限で、後半の《ハチャメチャ・ドタバタ・嘘》が短くなりました。しかし、私の手元にある《原作》では、エンディングまであります。


・本世界観は、現代的な《逃避型ファンタジー》ではなく、《日本人社会と文化》に根ざした“日本人の再発見”を促す世界構造です。


■ 『源氏物語クロノス』の想定ターゲットと展開


・出発点のターゲット読者:受験勉強や大学の研究で、「《平安時代》を学ぶ義務がある層」。


・展開後のターゲット読者:18〜40代の歴史・官能・知性を好む層。カドカワおよび文藝層に訴求可能。


・《作品舞台》と、作品の案内役の《超ちゃん、桐子様》をのキャラクターを利用すすることで、平安時代を、誰にでも、どこにでも、親しみやすく説明できる。


・教育展開:日本文化入門として、海外向け学習素材にも転用可能(恋愛+歴史+宗教+お香+書道+着物の着付け)


※《日本文化》の源泉は、すべて、平安時代にある。平安時代を把握できると、京都を原点とする文化の流れの全ての展開を商業範囲とすることが可能。


・音声展開:ASMRや朗読に最適。桐子様と超ちゃんの会話劇が強く機能


・スピンオフとして、《官能的な作品展開》を目指す場合は、年齢設定をあげた登場キャラクターを別に用意し、後宮ハーレムもの等とすることもできる。


・《作品舞台》は、恋愛観・宗教観・作法を全て網羅している。これを踏まえれば、著作者本人だけでなく、別の創作者でも、ありをあらゆる物語やゲームを開発できる。


(例.『平安時代の価値観とマナーに即した恋愛SLG』、『和歌講座』、『平安時代TTRPG』等)



【注意】 本作品上の《未成年の性描写》について


※ 本作品は『平安時代』当時の時代背景を踏まえ、《十四歳の少女》が、セックスやオナニーを経験します。これは、《当時の現実》に即したリアリティを重視した結果であり、決して、未成年のセックスや、《身売り》を奨励するものではありません。


※ ビジネス展開上のフィクションとして、《十四歳の少女》の設定を二〇歳に繰り上げることも可能です。

ただしその場合、平安時代当時の《平均寿命三〇歳~四〇歳》であるという、《現実の制約》を完全に無視した《死生観》になります。結果、むしろ逆に、《間違った理解》を、世間に広めてしまう恐れがあります。


※ 本作は、《知的エンタメ》として、アカデミックな価値も重視しております。当時の女子の抑圧された状況を正確に描写した上で、《男女平等とは何か》を、より深く議論するためにも、本作品の登場キャラクターの年齢設定が、《現代の未成年》であることについて、ご理解いただけると幸いです。


■ 著者より:権利価格について


本企画は、小説原稿として公募に提出するものであると同時に、教育・官能・文化メディアとしてのIP化を視野に入れた総合提案です。

2億円規模の包括契約(原作権+監修+原案構成)を条件とするご相談も歓迎いたします。


※本作は、単体で2億円規模のIP価値を有する原作提案でもあります。受賞に際して契約を締結する場合は、作品の商業的展開価値を前提に、条件・役割・権利について相互に協議させていただければ幸いです。


以上


著者紹介:ネオルナ・ルナ・ライト


立教大学キリスト教学科卒

早稲田大学大学院教育学研究科卒


大学でキリスト教、大学院で社会学でデュルケームの『機能主義』を学ぶ。

宗教と社会構造分析に精通。


祖母、親類に、書道家、着物の着付けの師範がいる。また、父、祖父、親類が大学、高校、小学校の教員が多い教育家系である。そのため、《日本の文化・教育》に対し、広範な視野がある。


【一言】

私自身は、本作品で《自己表現》したいわけではありません。世界中の皆様が、豊かに《遊べる、楽しい》文化空間を提供したいと考えております。

《源氏物語クロノス》は、東方projectのように、皆様が《楽しい創作》を設計する土台になりえると思っております。また、テクノロジーやアニメやゲームの、《流れが早い文化》に対して、《日本人って、もともと、なんだっけ?》という《原点》となれば嬉しく思います。

私個人ができる範囲には限りがあります。ぜひとも、多くの出版社、及び、文化人や専門家等の力をいただき、また、私も尽力しながら、《日本文化の学び・創出空間》が実現することを願っております。


どうかご検討いただければ幸いです。

――ネオルナ・ルナ・ライト(2025年5月6日)




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